TAKE-LOG 竹ログ

登る歩く 秋葉山をゆく

今日は秋葉山を歩く

高校生の頃から登った勝手知ったる登山道だが

20年ぶりに懐かしさを味わいながらの山だ。

今日は天竜川雲名登山道の七合目当りから入る

竜頭山から秋葉山は高校生の頃のホームグランドだった。

杉林の中をひたすら登る

展望はない

ただ足元だけを見ながら喘ぎ登る

展望も花も何もない杉林

何もない山に何故登るのか

何も見えないから自分を見る

自分の内面を抉りながら

何も見えない不安に

足元だけを信じている自分に気づく、

俺は今何をしているのか

だたひたすら喘ぎ登る事だ

岩場もない展望もない山を登る

何が楽しいの?

私は何も楽しくない、

だが黙々と登る 私がそこにいる

山に登る行為には二つの種類がある

一つは景色が良く花も咲き冒険の岩場もあるアルプスの人気のルートと、

展望もない坦坦と坂を登るだけのルートがある

などなど思いながら坂を登り

何回目かの林道を横切りこの道標を見る

今来た道を戻れば[くんまの水車の里]へ至のだ。

 

車道を行くと秋葉山の頂上駐車場に出た。

今までの精神修養の登山道からいきなり大鳥居だ

神様でありながら人工物の観光世界に飛び出た。

標高800mここにはまだ春があった

ツツジの花が私を迎えてくれた

赤と白のツツジの共演だ

次に現れたのが杉の大木だ

数百年を経たであろうこの杉の木は

数回の大火を経て成長して来たのだ。

火伏せの神様の秋葉山だけに

下界を火災から守るために自ら火と燃えた山と

子供の頃に教わった

杉の大木の神域にさくツツジだ

お!、クマンバチが

ツツジの甘い香りに誘われてシャッターを押す

何だかプリントの花柄のよう

みな同じ花に見えるが一つ一つに個性が見える

アッ!キジがいる

どこに、

あ、居た

雌の雉だ

まだ花の道を登る

石段に飽きた頃

突然現れた神門

なんだあれは

門に掛かった虎と亀と蛇の動物

おー、凄い

亀に蛇が絡んで襲いかかって来る

亀に襲いかかる蛇の形相が恐ろしい

来るか、虎

怖しい人間は通さぬぞ!

 

山頂に秋葉神社

深山の秋葉山には似合わない煌びやかさだ

私的には下にある三尺坊の方が良い

南方に磐田袋井から太平洋を望む

新型コロナで人っ子ひとりいない

こんな秋葉山は初めてで恐ろしさを感じる

誰もいない参道

大木の丸太だが

こんな大木がニョキニョキ生えてる山だ

秋葉山から竜頭山と山住神社に至る塩の道へ

おー、大きな杉だ

三河の鳳来寺山に傘杉があるがそれに劣らない

大杉がニョキニョキと生えてる山だ

私は竜頭山に至る尾根道をゆく

林道を離れ縦走路に入ると薄い踏み跡を辿る塩の道

大木で展望はない道をゆく

今日はここまでだ

竜頭山まで私の足で5時間はかかるだろう、

 

ホー、と鳴くのはフクロウかな〜

どこかに日本狼がこちらを見ているかもと思いながら

帰りは夕闇迫る道を下へ戻るコロナの1日が終わった。


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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