私たち、綿婚式なんです
それはおめでとうございます。
と、言うことで、
結婚二年目を祝って
綿神様に良い糸ができますようにと祈念しながら
綿繰り作業が始まった。
自然から綿をいただく最初の仕事で
キーキーと音を立てながら綿と種が別れて出てきます
「これは別れではありません、棉が綿に変わるのです、
種は植えればまた芽を出して再生するのです」
よか よかたい と納得
(このご夫婦長崎県出身なんですよ)
綿繰りの次は手紡ぎです
「ゆっくりと引いて、ゆっくりと回して」
「あー、切れそう!」
「大丈夫です、切れないと念じれば切れません」
人生長い間にはいろいろなことがあります
糸が太くなったり、細くなったり、切れることもあります
が二人で協力して糸を結びましょう
結婚は[結]です
一本の糸は弱くても 二本を合わせれば強い糸になりました。
出来たー、
世界で一つ自分で紡いだ糸を織り込む機織りが始まりました。
経糸はあなた、よこ糸はわたし♪
トントン、糸を打つ音が響きます
今日は7月7日七夕の日です
黙々と織るうしろ姿は牽牛と織姫の姿にも見えるご夫婦です
パワースポットの竹島のエネルギーをいただくように
自然から頂いた綿から、糸を作り織り込む作業が続く
”綿(めん)婚式を竹島で”
と、遠くから訪ねてくる人が増えています
結婚をして二年目の記念すべき日を
大地から生まれた綿を紡ぎコースターを織るという、
地球を織るに等しい儀式を竹島でするために
竣成苑まで来ていただいたのです。
藤原竣成公の芝生は”御座”です。
(だから品位ある処であって欲しいのです)
そこで行われたご夫婦の楽しい綿婚式でした。
「これは一生大切にします」
弱くやわらかな綿で紡がれた糸と織物は強い絆で作られたのです。
綿婚式 おめでとうございます