手織り体験の予約があった女性グループが
ランチョンマットの手織り体験でご来店下さいました。
最初はデザインを決めていただきます。
私の作ったデザインからそれぞれ好きなパターンを選んで
いただくのですが、
全員一つのデザインで織る事になりました。
スタッフから織物を織る作業の手順を教わりながら進みますが
暫くすると自分で織れるようになり糸の切り替え方も
できるようになります。
外の竹島の絶景も眺める余裕もなく織物に集中しています
「ここは6センチ織れば良いのね」
「もう糸が無くなりそうです」
図案通りにミリ単位で織り進める作業で、
それは手織り教室の生徒と同等の技術を要求される
同じデザインだが 選んだカラーはそれぞれ別で
織れてくる作品はそれぞれの個性を表すものとなりました。
「大きな作品なので大変ですが凄く楽しいです」
「手織りは初めてで不安でしたが、私でも織れました」
シンメトリーの柄の半分を過ぎると、余裕の作業で
織機を操る手付きも職人ように動いています。
「先生、糸を替えましたがこれで良いでしょうか」
手織りの基本的な作業を体験しました。
外の竹島の景色も眺める余裕もなく作業が進みましたが
ランチョンマットの出来上がりも間近となり
作品の全体が見えてくると心躍る思いで織り続けます。
「これが織れれば終わりですね」
そして織機の一部分だった布が織機から切り離されて
一枚の独立したランチョンマットになったのです。
「わー、嬉しいわ」
「これ、自分で織ったのね」
3枚のランチョンマットが勢ぞろいしてこの世に姿を現しました。
最後の房作りもマクラメ編みをするなどそれぞれ工夫を加えて
一枚のデザインから3通りの作品が織り出されたのです。
外の竹島を眺める余裕もなく作業は続きましたが
三河木綿のランチョンマットがこの世に生まれたのです。
煩雑な作業でしたが体験者には楽しいひと時で
房も編み上がるとランチョンマットが完成しました。
4時間に及ぶ苦心の作業でしたが満ち足りた表情で
記念撮影に応じてくれました。
おめでとうございました
「次は糸作りからやりたいわ」
と嬉しいコメントをいただきました。
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