第3位の千代ケ崎砲台です。
明治25年起工、28年竣工。要塞の基準砲といわれた28㎝榴弾砲6門砲台です。
モリソン号事件の際に発砲した平根山台場があった場所です。
戦後、海上自衛隊の送信所として使われていたため、当時の遺構が良好に残っています。
特に、砲座背面の重厚な地下施設は一見の価値ありです。
平成27年3月10日、猿島砲台とともに国史跡に指定されました。
写真は、地下塁道の最南端部ですが、右手の部屋は貯水施設です。
ここのアーチ部には、レンガをねじって積んだ、通称「ねじりまんぽ」と呼ばれる構造が見られます。
砲台ではほかにないと思われる貴重な積方です。
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