世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

【ふじもん世界放浪「放学記」第5章アフリカ編 ビジネスinエチオピア!ふじもんタクシーカンパニー!】

2013-12-23 23:23:14 | 日記




※Wi-Fiが弱くて写真が全部アップできないのですが、そのまま投稿しちゃいます。すいません・・・。

2013年12月19日。

困ったことになった。

エチオピアでどうしても行きたい場所が僕にはあった。それは「ダナキル砂漠&エルタ・アレ火山」。世界中を旅した人たちが、ナンバーワンにも挙げている場所なのだ。

しかし、このダナキル砂漠&エルタ・アレ火山に行くには、マケレという街まで行かなければならない。そしてオススメの参加したいツアーが、なんと明後日出発だというのだ。僕みたいな1人旅の人間にとっては、ツアーに参加するときは誰かと一緒に参加しないといけない。1人だとツアーが出なかったり、莫大な金額になってしまったりするからだ。

ラリベラからマケレはけっこうな山道を抜けていくので、1日では辿り着けないという。さて困った。僕は明日1日でラリベラからマケレまで辿り着かなければならない。

ラリベラの宿のおっちゃんはとても親切で、かなり信用のおける人だった。僕は宿のおっちゃんに、1日でマケレまで行ける方法はないかと相談した。

すると「車をチャーターしちゃえば行けるよ」とのこと。しかしそれには、なんと1日200ドルかかるという不可能ではないが、さすがにそれはちょっときつい。でも、明後日からのツアーには何とか参加したい!さて、何か方法はないものかと考えていたのだが、僕はふと思った。

「車はどうやらミニバスタクシー用のハイエースらしい。ということは、他の人を乗せることも可能ということか?」

僕は宿のおっちゃんに相談してみた。すると、

「タクシーか。おう、可能だぞ。やってみるか?」

おお、なんと!マジでそれ可能なのか!僕は一瞬悩んだが、どうしてもそのツアーには参加したい。ということで・・・!



『2013年12月17日。ラリベラ⇒マケレ・ふじもんタクシーカンパニー設立!』

社長:俺。

副社長:俺。

役員、監査、会計、その他:全部俺。


資本金:175ドル。(なんとか25ドルまけてもらった。)

社員:ドライバー1人、車内でのお金回収役1人、計2人。(賃金は175ドルから支払い。)

設立目的:俺がマケレまで行く移動費の負担を少しでも減らす!ただそれのみ!

収支予想:マケレまでの距離や移動時間を計算した結果、まず175ドル分を稼ぐことは不可能である。しかし、頑張って客を集められれば、70~80ドル分は稼げる可能性がある。黒字にすることは到底不可能であるが、元々無理な日程での移動であり、何とかツアーに参加したい社長の負担を減らすために、目標75ドル分稼ぐ!


ということで、12月17日の午前5時、意気揚々と『ふじもんタクシーカンパニー』は出発をしたのだった!さぁさぁさてさて、その結果は・・・?


『ふじもんタクシーカンパニー・収支報告』

移動時間:約12時間。

集客人数:よく分からんけど、少なかった・・・。後半は座席は空きっぱなしだった。

収入:約900ブル。(約47ドル。全然目標に達せず!)


分析結果:

①僕はバスターミナルで、ガンガン客を集められるものだと思っていた。しかしそれにはちゃんとした許可が必要らしく、それが出来なかったのだ。もし客集めをして警察に見つかったら、なんと3000ブルの罰金だという。なんてこった、クソ!それを先に教えてくれよ!

②仕方なく街をゆっくり走りながら窓から叫び、客寄せをしてみた。しかし、移動したい人はみんなバスターミナルに行っているのであり、なかなか人が集まらない!

③途中の街で闇ブローカーを雇い、バスターミナル付近にいる人に声をかけてもらい、何人か連れてきてもらった。ブローカーへの支払いは50ブル(約2.6ドル)。これは上手くいった!十分に50ブル分以上の収入を上げてもらった。

④しかし、ブローカーを雇って人集めができるような街はとても少なく、全然人集めが出来ない。バスターミナルに入ることはリスクが大きく、やはりそれは出来ない。バスターミナル付近にはほぼ必ず警官がいて、とても近づけない。ちなみに2回も警官に呼び止められた。

⑤ということでその結果、合計約900ブルの収入に留まった。


感想:

①バスターミナルに入れないなんて知らなかったぞ!それが全ての元凶だった!

②ドライバーも回収役もとってもいい人だったので、それは良かった。普通に楽しかった!メッチャ友情育めた!

③俺は頑張った!頑張ったんだぞホントに!料金回収役と一緒に窓から目的地を叫び、頑張って人集めをした!やるだけのことはやった!

④結局130ドルの負担・・・。う~ん、正直かなり痛い・・・。けど、移動自体はすっげぇ楽しかった!ミニバスタクシー経営者の気持ちが分かったし。ぼったくりたくなる気持ちもホントによく分かった。こりゃ1ブルでも多く取りたくなりますね!貴重な経験だったから、良しとします!

教訓:

何事も、もっと下調べをするもんですな。でも楽しかったから良し!素晴らしい経験だったから良し!これもまた旅ですな!以上!

2013年12月17日。ようやく辿り着いた目的の街・マケレにて。



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