世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

ふじもん世界一周「放学記」第7章アジア編 『自衛のために』をなくしたい!万里の長城で1人僕は思う。

2014-07-03 22:46:25 | 日記


2014年7月4日。


《世界で最も有名な観光地の1つであろう、万里の長城。僕はこの地で考えてみた。理想と現実というものを・・・。》


日本からそんなに遠くないし、行ったことがある方も多いであろう、この万里の長城。


でも実は僕、行ったことがなかったのだ。というわけで・・・!


ようやく行ってやったぜ、万里の長城さんよ!


こんなすげぇものを千年以上前に手作業で造ったのかと思うと・・・ロマンがあるよねぇ!


いや~やっぱり感動だわ!



そんな万里の長城の上を歩き、周りの大自然を見渡しながら、今の日本と照らし合わせて考えてみた。


「そうだよな、これって自衛のために造られたんだよな。」



今日本で話題になっている集団的自衛権の問題。これについては僕も思うところがあり、本当は色々書いてみようかな~と思って原稿も昨日打っていたんだけど・・・。


止めた(笑)!


下手に急いで文章にして変な誤解を招いても嫌なので、ちょっと止めました。ってオマエ、どっかの有名な論客じゃねーんだから!って感じですけどね(笑)偉そうに申し訳ありません・・・。



さて、話を戻して・・・。


自衛のために、つまりは当時のその国を守るために造られたのが、この万里の長城。


ホントはさ、この「自衛のために」なんて言葉自体が無意味になる世の中になればいいのにね・・・。



人は常に理想を持ち、語らなければいけないと僕は思っている。でもその理想には2種類あると僕は考えていて、1つは「空想的理想論」そしてもう1つは「現実的理想論」だ。これは僕の造語だけど。


「空想的理想論」とは、理想としては理想的だとしても、実現不可能と思われるただの妄想。「現実的理想論」とは、今ある現実に基づいて実現が十分に考えられる理想のこと。


政治的な話をするなら、この「現実的理想論」じゃなきゃダメだ。いくら素晴らしい理想を語ったって、実現の目処が立たないようなものじゃ意味がない。


だから、先に僕が言った『この「自衛のために」なんて言葉自体が無意味になる世の中になればいいのにね・・・。』なんて言葉は、残念ながらただの「空想的理想論」でしかない。


もちろん本当はそうなってほしい。全ての国が「せーの」で武器を置いて、一斉に戦争を止めて、核兵器も全部廃棄して、武器に使われてきた全てのお金が人道的なことに使用して・・・なんてなったら、最高の世界になる。誰も武力で攻めてこないし、「自衛」なんて言葉が存在しなくなる。


本当にそうなったらいいのになぁ。


だけど、残念だけど、そんなのは不可能だ。みんな理想では思っているけど、それは「空想的理想論」の枠を出ない。


個人レベルで考えたって同じだ。その人がどんなに良い人でも、世の中には必ず悪い人がいる。だから、カギをかけずに外出するわけにはいかない。カギをかけて、あるいはセコムまでして、自分を守らなければならない。それがつまりは「自衛」である



それが世界だ。世界とは、そういうものだ。



もしかしたら、この万里の長城を造った王様も同じように考えていたのかもしれない。いや、きっと考えていただろう。


誰もが安心して暮らせる平和で豊かな国を・・・と。


でも、仮にその国がそうだとしても、残念ながら悪いやつらはいっぱいいる。


だからきっと、長城を造ったのだろう。それは「自衛のために」、そして「自国民の生命と財産を守るために」・・・。



中国を代表する世界遺産、万里の長城。僕はその上で1人考えた。


「こんなもん造らなくてもみんなが安心して平和に豊かに暮らせるような世界って、何とか出来ないもんかなぁ。」と。


個別的自衛権にしても集団的自衛権にしても、そんな言葉がいらなくなるような世界が実現できたら・・・というかそんな世界って、どんなものになるんだろう。


すっげぇ最高の気がするなぁ。


「戦車」とか「戦闘機」って言葉も現物もなくなって、「核兵器」も「地雷」もなくなって・・・ってなったら、そんな素晴らしい世界なんてないじゃないか!


・・・って、そんなの俺のただの妄想だけど。


だけど、その妄想に少しずつ近付ける方法があると思うんだ。少しでも「空想的理想論」を「現実的理想論」に近付けられるような、ちょっとずつのステップが・・・。



中国って、どうしても日本にとっては軍事的には経済的にも「脅威」になってしまう。でも、その中国にいる人は・・・


みんな優しいですよ。


あからさまに反日を出してくる人になんて今まで出会ったことがないし、道を聞いても何かを質問してもみんな丁寧に教えてくれる。


人と人ならこんなに簡単に近付けるのに、その規模が国となると、一気に困難になる。


何とかしてぇもんだよな・・・。



そんなことを考えながら、僕は1人万里の長城を歩き回っていた。そしてその場を後にした。


妄想を現実へ、目標を実現へ!その想いを小さく心に秘めながら・・・!


※おまけ。階段を歩き疲れて長城の上でくたばっている欧米人たち。これもどうかと思いますけどね・・・(苦笑)。



2014年7月4日。欧米人が溢れ返っていて、ちょっと皆さん賑やかな北京の安宿にて。



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ふじもん世界一周「放学記」第7章アジア編 Which is Real China?「そう、世界なんて不平等だ。」

2014-07-02 01:07:51 | 日記
2014年7月2日。


《「人間はみんな平等だ!」とか言うけどさ。そんなのさ・・・ウソだよね。残念だけど・・・。》


まだまだ伸び行く経済大国?それとも崩壊寸前?中国に対する見方って色々あるけど・・・。


この国に来ると、色々なものが見られる。



とんでもなく発展した大都市。あまり知られていない中堅都市でも、その発展ぶりは本当にすごい。マジでビビるわ。


片側4車線5車線なんて当たり前。その両側には、何階建てだか分からないけどとにかく高いビルが立ち並ぶ。


これが「今」の中国なんだな。なんだか本当に圧倒される。「すげーぜ、チャイナマネー!」ってね。



じゃあ、ちょっとそこから外れてみよっか。


高いビルが建ち並ぶ中心部から、少しだけ離れてみる。するとそこは・・・。


突然の「発展途上国」に様変わりする。


僕は常々「先進国」と「発展途上国」という言い方は嫌いだと言い続けてきているけど、そこはまさに「発展途上国」の世界なのだ。


「こんなとこに人が住んでるの?」という、廃墟のようなストリート。


「実はただの廃墟のなだけで、本当は誰もいないんじゃない?」そんなことも考えた。そして実際に奥に入ってみると・・・。


そこには「人」がいた。「人間」の生活があった。


「信じらんねぇ。こんなとこに人が住んでるのかよ・・・。」


そこはまるで、掃き溜めのような場所だった。


通りだってひどいものだ。ゴミなんて、道の端っこにそのまま山になっているだけ。


食べ残しはそのまま下水の網の上に捨てられて・・・。



それを犬が貪っている。


皮肉なことに、犬たちは人間の食べ残しのけっこういいものを食べてるから、コロコロ太ってるんだな。本当に皮肉だけど、犬にとっては居心地がいいのかもな。



もう、これが同じ国なのかどうかも分からんわ。




しかも歩いて数十分のところなのに、この格差って何なんだ?


でもこういう格差、何も中国だけの話じゃない。こんなの世界中で今まで見てきた。今さら驚くことじゃない。


だけど、やっぱり驚く。心が痛くなる。


みんな同じ人間なのに、なんでこんなに「差」がある生活が存在するんだろうって



でもね、そんなの俺にとって「他人事」なんだよね・・・。



正直ね、どっちの世界に足を踏み入れた方が「旅人」として楽しいか、感じるものがあるかと言うと・・・。


正直、こっち。貧しい世界なんだ。


「楽しいの、俺?」自分に問い掛けてみるけど・・・。


やっぱり「楽しい」んだよ。上手く言葉じゃ言えないけど、決まりきったような大都市の光景を見るよりも、はるかに楽しんだ。


「なんで楽しいなんて言えるの?俺。」それはね・・・。



「他人事」だから。



もし自分の国が、地域が、家の周りが、自分の家が、こういう世界だったら・・・。


「楽しい」なんて言えますか?俺。「刺激的だ」なんて言えますか?俺。



世界は不平等だ。どんなに個人レベルで努力をしたって、どうにもならないことなんて山ほどある。


こういう「生きる場の環境」だってそうだ。1人がどんなに努力をしたって、どうにもなるもんじゃない。


それが現実だ。


俺はたまたま「日本」という国に生まれてきた。だからこの世界を「他人事」として見ている。


「旅人」として、その世界を「エンジョイ」してしまっている。


マジでなんとかしたいとは思う。マジで心が痛んではいる。


でも、やっぱりどこかで「自分事」じゃないないんだろうな、きっと。


「俺、クソ野郎なのかもな」って思った。今日この通りを歩き、パシャパシャ写真撮っていて・・・そう思った。


「お、これブログに載せよう。」とか思いながらね。ホント、クソ野郎だよ。



しかしこれ、どっちが本当の「Real China」なんだろうね。でも、そんなのどっちでもいいや。


1年間、ずっと「こんな世界」を歩いてきた。でも、そのモヤモヤはいつまで経っても変わらない。


変わりようがない。


きっとそれが「世界」なんだろうな。



世界は不平等だ。



たぶん、それはけっこう正しいと思う。


でも、結局よく分からない。それが本音。



さて・・・よく分かんなくなっちゃったから、メシ食いに行こう。中国のメシ屋は本当にどこも美味いし安い!


たぶんね、それもけっこう正しいと思うんだよ・・・(笑)。

※今日の昼メシ。これでたったの150円なり!上等!

2014年7月2日。最高の夜景が臨める素晴らしいロケーションの、ちょっとお高い大同の安宿にて。



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