ことばにならない風の声

今日もどこからか風はやってきてやがてまたどこかへいくだろう。
何に向かっているのか己でさえもわからずに、、。

映画「リトル・ダンサー」を観て

2011-06-04 23:16:07 | 映画/アニメ




「リトル・ダンサー」
監督  :スティーブン・ダルドリー
制作国 :イギリス
ジャンル:音楽、青春、ドラマ
キャスト:ジェイミー・ベル
     ジュリー・ウォルターズ



いやーよかったなぁ。
好きだなぁと。
映画の中の流れてくる音楽が全部よかった。
それに、少年たちがきれいでかわいくてすてきで。ふむ。
ストーリーは炭坑夫の元に生まれた変わり者の主人公11歳。
その子はひょんなことからダンスの世界に魅入られてダンス、バレエをしだす。
ところがどっこい、色んな事情がありやして、、という感じなのですが。、、おおざっぱー


しかし、その作中である人が主人公に、あなたは踊っているときどんなことを感じるの?と問い、
少年が「光が走って、すべてを忘れてる、すべてを忘れられる。」てなことを言うのだけど。



私の友人で音楽家を目指すものがいるんだけど。
彼も音楽っていいよね、音楽をしているときはすべて忘れられる、現実を忘れる。
てなことを言っていて、ですね。
ちょっと感慨深いな、と思ったのです。
その彼曰くは、俺にとってはそれが音楽でうたうことで奏でることなんだけど、
ある人にとっては、それが煙草だったり、お酒だったり、クスリ(いわゆる薬物)だったりするんだろうな。
と言っていたのだな。

うーん。
なんでみんな、いやみんなと言ったら語弊があるかもしれないけど、
なんで現実を忘れたがるんだろう、と、単純に思う。
けど、その気持ちわかる気がするのもなんでだろう。
わかる気がするんだよね。
心地いいんだよね、とりあえず。
それでいて楽しかったら病み付きにもなりますわね。

私もちっさーなことだけど、
耳にイヤホンつけてiPodから流れる自分のお気に入りの音楽たちを
大音量で聞きながら自転車をこいでたら、妙にとってもいい気分に陥りやすい。
なんか目の前に見えてる光景が現実なんだろうけど、どうでもよくなる、というか。
自転車こぎながら、これいま前から走ってくる車とぶつかったら、
ほんとに事故ということが起きるのかな、うそ?みたいに感じてしまうんだ。
いや、もちろん、ぶつかったら大惨事な車と自転車の正面衝突事故勃発間違いないでしょうよ。
絶対嫌だよ、事故で死にたくないよ。みんなそう思っていると思うよ。
けど、それくらい、前方から歩いてくる見ず知らずの人や、車、なにもかもどうでもよくなってくるのね。
それくらい音楽と私で私のこころは満たされていくわけです。

けど、こう書きながら思ったことだけど、
多分どうでもよくなるその目の前の光景ありきの、妙にとってもいい気分なのかも。
だから、現実を忘れられるようだけど、そんな感覚がするんだろうけど、
やっぱり、その現実ありきだと思うのよね。
お酒も煙草も一人でより二人での方がおいしく感じるし、
音楽も自分一人で奏でてるより、人前でやってるときの方が無心感が募る。
没頭するってこと。


ふーむむむ。





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