ことばにならない風の声

今日もどこからか風はやってきてやがてまたどこかへいくだろう。
何に向かっているのか己でさえもわからずに、、。

冷蔵庫ピッピ事件。

2019-07-10 22:02:20 | 日記



ここに越して来て2年と半年ほど経つが、冷蔵庫から何から家財は全く買わずにここにあったものを使わせてもらっている。

冷蔵庫もそのひとつだ。


最新の機械というものはやたらと画面付きでピッピとボタンを押すはめになっていることが多い気がするが、この冷蔵庫もそうだ。

今じゃ最新はタッチパネルかもしれないが、これはさすがにタッチではなくボタンがいくつかついていて、それで冷蔵室の温度設定やら、冷凍室の温度設定、一気製氷やら、一気冷凍やらやら、なんやら機能がついているらしい、が、冷えさえしてたら不都合はないので、いじることもなかった。


が、それがどういうわけかあれよあれよと、なぜかやったらとそれがピッピピッピと、勝手に冷蔵室の温度を強にしては中にして弱にして、と、画面のそれが変わり変わりしながらも、またピッピピッピとあの機械音を発するのだった。

まるで幽霊が操作してるかのような!?


それが、まだはじめのうちは気になるね、ぐらいで1日に数回あるかないかだったのだが、それがだんだんと加速していって、鳴るとなればやったらめったら鳴り出しはじめたもんだから、とうとうこれ、壊れてるわと、納得をしたのだ。


鳴り出したら鳴り出して、鳴らないと鳴らないのだが、夜中でもピッピ言い出すこともあり、そりゃもちろん、今じゃインターネットで型番入れたらその取扱説明書を見ることだってできるし、その型番関連、冷蔵庫関連の、そういった故障ケースの検索もかけて、一通り試してみてた。


終いには、業者に問い合わせをしてみると、見に行かない限りなんとも、なようで、もちろん見るのも費用がかかるとのこと。



そんなピッピに困ってるところ、冷蔵庫が左右となりとくっついてるのは問題じゃないか?ということで、調べてみたら、冷蔵庫を置く位置として、背中は壁やらでもくっついてもいいけど横側はどれだけか離して置くべし、とある。

なもんだから、ともかく離してみるか、とやってみると、左の下の横あたりが結露している様子も見えた。



それからというものの、一切ピッピしない。


はれ?というくらいあっさりとピッピ事件は終わったのだ。

これ、ある意味すごいなと感心した。

エラー番号を出すわけでもない、まぁエラーであるという状況ではないからだろうけれども、けれども、冷蔵庫はなんとかして、自分のできる限りのことで何かしらを訴えてきていたのだ。

この場合だと、両隣近くて熱くて参ってるよ〜ってことか。

そいで、意思表示するには、その画面を使ってピッピという音を使って、なんとか知らせていたわけだ。

冷蔵庫の扉が開いてるぞの音はピーピーピーと長引く音だしね、また違うものなのだよ。


それを冷蔵室内の温度設定を変える音と画面でこちらに訴えてくるなんて、しかも、状況を変えてあげた途端鳴らなくなるなんて、壊れてなんかいないのだ、これは、すごいもんだなぁと、ちょいと不気味な気さえしたのだ。


機械だって生きてるというか、意思表示するんだ、ということなのである。


いやはやはや。




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