真ん中に見える道はビーナスラインの松本方面を車山から見たところです。
このビーナスラインと言えば茅野市から登って諏訪に降りてくるのもいいですが、時間があるなら美ヶ原経由で松本方面に抜けても美しい景色を見る事が出来ます(松本からだと浅間温泉から行けます)。
ところで、その途中にある美ヶ原高原美術館には現在でも石井勢津子氏のホログラムアート作品が収蔵されていたのを思い出しました。少し前まで常設されていたので今でも見られるかもしれません。私はこの石井作品に音楽というか音ををつけた事があって、それは音のアートという感じで注文は厳しいけれどクリエイティヴな楽しい仕事でした。(美ヶ原での展示作品はその模様を収めた映像に音楽をつけました)。他の美術館ではこの石井作品に音響としてアートに参加した事もありますが、当時は珍しい立体音響を駆使し、音製作の専門家としてイメージ的な音空間を作っていた事が今の自分の作品にも影響を与えています。現在、音楽ソフトが発達したので立体音を作るのはさほど難しい事はありませんが、音自体はマイクで現場録音したり、音の動きは無響室(音が響かない特別な部屋)でマイクを振り回して作っていたので、かなり苦労した記憶があります。デジタルがどんなに普及してもマイクはアナログだし、音はイメージの音を探したり、その現場まで行って録音するのはアナログなんですが、近頃は種類豊富な音源が安価で売っているのは便利ですね。それでも、イメージに合わなければわざわざ作ったり録ったりでアナログがなくなる事は無さそうです。
この石井勢津子氏を紹介するページはコチラです。