年末やお正月になると、何故か赤穂浪士や柳生十兵衛やら時代劇を見る機会が増えますが、そんな有名な時代劇の中に大奥物語も数えられます。主人公は大奥女中頭の絵島です。詳しい話は大奥物語を見て頂くとして、我が故郷には彼女のお墓があります。自分も含め地元では絵島様と呼ばれて親しまれ、知らない人はおりません。現在ではどうかわかりませんが、まだ高速道路も開通していない頃、かなりな有名女優の方々が映画のクランクインやTVドラマを撮影する時に、わざわざこの旧高遠町までお参りに来られたという話です(芸能の神様という感じだと聞きました)。この写真は絵島様が永眠している蓮華寺というお寺の鐘撞き堂で、このお寺の奥の方にお墓があり、今では立派な石像まであります。私の幼い頃に聞かされたのは、島流しになった絵島様が幽閉されている場所から一歩も出ずに生涯を終え、本当に可憐で美しい女性だったという事でした。
それにしても空の青い事。皆さんは年末故郷に帰られるのでしょうか?
誰の故郷にも色々な歴史、伝説があって、故郷というのは楽しいものですね。元旦もこんな空であったらいいな。