青竹を背負った紅葉。
ちっちゃなやぐらの太鼓櫓(物見やぐら)。
そして武田信玄の五男である仁科五郎盛信を祭った
新城(盛信)神社・藤原神社です。
小学生の頃から聞かされたのは仁科五郎盛信が織田信長軍三万人とたった二千人で戦って果て、壮絶な最後を送ったという事でした。公園の三峰川を挟んで隣に五郎山があるのですが、そこはもちろん仁科五郎盛信を祭った山です。今も続いているかわかりませんが、小学一年生の遠足はこの山を登って仁科五郎盛信の話を聞くっていうのがありまして、私はその時の記憶がまだあります。山からの帰りにキノコ(といたって小学生ですからアワダケとかリコボとかカラ松茸なんぞという雑茸)を取って来たので、秋だったのでしょうね。大きな山ではないけれど、五郎山は町の人にしてみれば聖地という感じで、知らない人はいません。全国的には知られていない戦国時代の一武将が高遠では未来永劫語られて行くのでしょう、ずっと忘れられないで伝わっていって欲しいものです。