これからが楽しみ『召喚王子ユリウス』

本日は新人さんの作品をお供にしました

葵ゆうさん『召喚王子ユリウス　任務デビューは華やかに』
　天然系美少年の主人公は世界最大の蟲術師組織を首席で卒業したばかり。
　異界生物を召喚できる蟲術師として訪れた任務地で待ち受けていたものは!?

第５回角川ビーンズ小説大賞《奨励賞》受賞作家のデビュー作になります。
新人さんのお話も結構買いますが、当たり外れは激しい

ビーンズでも毎期、新人さんが２，３人デビューしますが、
ビーンズは必ず＜当たり＞の方がいますねうれしいです。

小学館のルルルや同じ角川のルビーの新人さんが２，３人同時デビューしますが、
まぁまぁ読めたかなぁという感じの作品が多いですね。
最後が作家さんの終わらせたいように終わらせてるとしっくりいきません。
キャラや話の流れに都合よく「事」が起こる
特にルビー、設定は現代ならもう少し突飛じゃない助け手を入れろ
流れが不自然でしょって場面に引っかかるのですよね。
新人さんなのでそいうのも仕方が無いかとは思いますが、
そういうのは無ければ無いにこしたことは無いですよね

今回の葵さんは無理なく読めて面白かったです。
キャラのお仕事も読んだ事がないような設定でしたが、
すんなり世界に入っていけた感じです
伏線というか語られない過去なんかも感じましたので、
続きをぜひ読みたいです