独特の世界観が楽しい『王様の恋愛美学～準教授杉崎桂一郎～』

本日は花丸で

chi-coさん『王様の恋愛美学～準教授杉崎桂一郎～』
　超厳しい性格で冷血の麗人とまで言われる准教授である攻様が恋を
　したのは、自分の教え子である平凡男子学生な受様。 初めての恋に
　やきもきしまくりな上に、ゴーイングマイウェイな思考で突っ走り・・・

大学内でも唯我独尊と有名な準教授と
大家族の家事を仕切っている大学生のラブコメディになります


受様は家がラーメン店で大家族。

忙しい両親祖父母、姉に代わって弟妹や甥を見ながら
奨学金を受け大学に通っているのですが、

家族の面倒を見た結果として
5回遅刻で落第と明言している准教授の遅刻が貯まり
落第の危機に瀕してしまいます

この准教授こそ攻様になりますね
攻様はどんな言葉に一切耳を傾けない
氷の血を持つ男と噂されています。

しかし攻様に呼び出された受様が
攻様の部屋で見たものは信じられないくらい雑然とした
汚部屋に凛然と佇む攻様だったのです

狭い家ながらいつも清潔で快適に保っている受様は
この惨状は許容範囲を超えていましたが
まずは攻様と対しなければなりません。

幸いにも攻様は受講態度の良い受様の
遅刻理由を聞いてくれたのですが
遅刻を帳消しにする事に対して
どんな誠意を見せてられるのか迫られてしまいます

そんで受様が見せた誠意は
空き時間に研究室の掃除をする事

しかし掃除がごく普通の家事の一端でしかない受様は
コレだけで落第免除は申し訳ないと
攻様に食事の差し入れをしてみるのです。

すると攻様は
受様の弁当をとっても気にいり
翌日から受様の示す誠意は
昼食の弁当作りも加わる事になります

３週間もすると受様は
子供っぽい一面を持つ攻様を
放っておけない気分になってしまいます。

そして攻様の方でも
受様が友人に作ってきたお弁当を取り上げたり
他の准教授に差し出したお弁当まで
取り上げるのですよ

それらすべてに攻様は
攻様なりの理由を滔々とのべるのですが
ソレは単なるヤキモチですよね
はたさて二人の恋の行方とは

攻様は視界が狭過ぎて天然、
受様は素直すぎて天然なので
思った事や考えた事が態度や言動に
そのまま出ているのですが

ソレが普通の思考回路じゃない為に
笑いのツボを刺激しているというのに
本人達は大まじめだから更に
笑いの発作が大きくなっちゃうのですよね

2人がお初Hを体験する最後まで
笑いのツボが刺激され続けた一作で
とっても面白かったです。