今災害復興事業が大変なことになっている。工事単価が異常に高いのである。
例えば、瓦礫処理である。工事の詳細を見た訳では無いが、概括は、瓦礫をダンプに積み込んで仮置き場まで持って行くというものだ。
例として、掘削機械2台(一台はアタッチメントとを残骸を掴み上げられるものとする。)を使ってダンプに積み込むまでの工費をざっと算定してみよう。
0.6のユンボの稼働能力は1日当たり、450tくらいある。10tダンプに積み込んで運搬すれば延45台となる。運搬距離を20kmとすると、一台で最低4往復は出来る。
すると運搬に要するダンプは5台となる。
ユンボ2台×一日稼動費5万円=10万、ダンプ5台×一日運転費5万円=25万円
機械稼動費一日合計=35万円となる。
そのほか仮設道路施設費、安全費、手元作業員、・・・・・等々を参入して
35万円×1.5≒53万円
即ち、現場での直接工事費は1トン当たり 53万円÷450t≒1200円/t
此れに諸々の必要経費や利益を加算すると 1200×1.35≒1600円/t
と、我の荒っぽい試算ではなる。処が、現場条件の詳細は知らぬとは言え、石巻市では4万円/t、福島のある市では7万円/tを超える単価となっている。
幾らなんでも、べらぼうな単価である。復興事業まで貪る利権食いが露呈されたものである!
(参考)株式会社高谷建設 平成22年8月1日改正
>>http://www.takatani.jp/price/index.html
金属くず |
ブリキ・アルミ・金属・銅・鉄骨 鉄筋・廃缶類・金属加工くず等 |
5,000/t |
がれき類 |
A |
コンクリート・アスファルト (無筋 300×300未満) |
2,500/t |
B |
コンクリート・アスファルト 二次製品等(有筋 300×300以上) |
3,000/t |
木くず |
A |
建設系木くず |
20,000/t |
B |
竹・生木・枝葉・木くず複合材 ボルト金具付 |
25,000/t |
紙くず |
梱包材・ダンボール 壁紙くず・障子紙等 |
4,000/m3 |
繊維くず |
わら・衣類・布団・ウエス |
4,000/m3 |
廃プラスチック類 |
A |
軟 質: ビニール・シート |
4,000/m3 |
B |
硬 質: FRP・塩ビパイプ Pタイル・じゅうたん等 |
5,000/m3 |
ガラスくず及び 陶磁器くず その他がれき類 |
A |
サイディング・ カラーベスト・ALC |
8,000/m3 |
B |
ガラス・陶磁器くず・ 瓦・レンガ等 |
9,000/m3 |
C |
石綿含有廃棄物・石膏ボード スレート・その他 |
12,000/m3 |
混合廃棄物 |
A |
軽量混合廃棄物: 木くず・紙くず・ 廃プラスティック類・ 繊維くず・金属くずなど |
7,000/m3 |
B |
重量混合破棄物: がれき類・レンガ・ ガラスくず・陶磁器類など |
10,000/m3 |
C |
A+Bの混合廃棄物 |
12,000~/m3 |
D |
石綿含有廃棄物: 石膏ボード・スレート・ その他など |
15,000~/m3 |
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★ 土砂混ざりの場合「¥2000/m3」 UPとなります。
※ がれき類につきましては、最小単位1tとさせていただきます。 ※ 単位がm3の物につきましては、最小単位を0.5m3とさせていただきます。 ※ 荷下ろしは、基本お客様で行って頂きます。 ※ シュレッダーダスト及び破砕くずの状態での持ち込みは出来ません。 ※上記処理品目に有害物質及び油分が付着していないこと。 ※引火・爆発性のある物、粉体の物、臭気の強い物等はお取り扱い出来ません。 ※塗料缶(ペンキ入り)2,000円~/缶・畳 1,500円/枚・タイヤ 300円~/本 ※計量証明料金は一律1,000円となります。 |
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上記廃棄物単価 × 数量kg + 収集運搬費 5,000円~ |
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※ 遠隔地及び作業員については、別途費用とさせて頂きます。 |
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上記廃棄物単価 × 数量kg + 収集運搬費 6,000円 |
<例:廃プラスチック類Aの場合> 2m3 × ¥4,000 + 運賃 ¥6,000 ↓↓ 上記合計 ¥14,000円 |
<例:混合廃棄物Aの場合> 2m3 × ¥7,000 + 運賃 ¥6,000 ↓↓ 上記合計 ¥20,000円 |
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