生産面から見たGDP :
民間消費 :C
民間貯蓄 :S
民間投資 :I
政府支出 :G
租税 :T
輸出 :EX
輸入 : IM
とする。
① 生産面から見たGDPは其の儘
② 分配面については、
国民(総)所得(分配面)=被雇用者所得+営業余剰+(間接税-補助金)+固定資本減耗
分配された金は使う(C)か、貯める(S)か、税金として払う(T)かの孰れであるので、
分配面=C+S+T
③ 支出面については、
国民総支出
=民間消費+民間投資+聖愛支出+経常海外余剰
=C+I+G+(EX-IM)
∴ Y=C+S+T=C+I+G+(EX-IM) ⇒ S+T=I+G+(EX-IM)
👇
(S-I)+(T-G)=(EX-IM)
(T-G) : 財政黒字⇒政府が使うこと無く貯めてるお金(政府の貯蓄超過)
従って、
民間の貯蓄超過+政府の貯蓄超過=貿易黒字
政府の貯蓄超過☜一定とすると、民間の貯蓄超過が増えると貿易黒字が増える。
詰まり、政府の貯蓄超過=0とすると、民間の貯蓄が多い程、貿易黒字も多く成る。
一見無関係に見える国民一人々の貯蓄と政府の財政と貿易黒字が実は大きな関係が在ること我々は知ったのだ。
(S-I)+(T-G)=(EX-IM)の左辺の (S-I)+(T-G)を国全体の貯蓄と考えることができるので、
国全体の貯蓄超過=貿易黒字
と成るので、其の国が貯蓄超過に成ると貿易黒字が発生する。
👆を「言葉」で再説明すると、
貯蓄超過ということは、稼いだ金(所得)を使わずに、貯めて置くお金が多いということである。☜生産した額 > 消費した額
マクロ経済学の考え方では、本来「生産した分=必ず誰かが消費」とされなければ成らないということに成って居るので、
生産=消費
と成る迄、生産が減って行く。 然し、外国が買ってくれる場合は別である(国民に代わって外国が買ってくれる)。従って、
国内の生産 > 国内の消費
国内の生産=日本の消費+外国の消費
👇
生産を減らさずに済む。
👇
外国の消費=日本からの輸出☜貿易黒字が大きく成る。
👇
国全体の貯蓄超過=貿易黒字
貿易黒字の発生👈其の国がお金を使わず貯めてばかりいて、代わりに外国に買わせている。
日本の貿易黒字が大きかった時、米国は「貿易黒字を減らす為に、もっと政府が金を使え!」と言って来た。
では、日本の企業(無国籍=多国籍企業)の多くが海外に膨大な数の現地法人(海外の国の法人👈海外に法人税等を払い、日本に輸出するとき日本の消費税は無しで、TPPで関税を0にすれば日本国の敵対企業)が海外で造った製品を日本が輸入する場合、如何成る悪影響を日本に齎すか?読者は各自考えて見よう。
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます