この連載の初回と第二回で特別会計と特定財源の概要を説明したが、読者は両者の違いを分かりましたか?財務省の説明をそのまま書いたつもりなのですが、私にもさっぱり分かりません。
特別会計は経理の明確化、財政の健全性を確保する見地からつくられ、特定財源は歳入と歳出の関係の明確化を確保する為につくられたと言う。如何違うのか?特別会計の概念に包有される概念を言葉を変えて説明したものと見受けられる。何故両者を分けたのかはさっぱり分から無い。
態々、両者が違う概念などとする理由は全く見つから無い。逆に国の財務を国民にわかり難くして仕舞っている。特別会計が受益と負担の関係が不明確となることを避ける為につくられたと言うのならば、特別会計の財源と歳出との関係をより簡潔に明確化すれば、敢て特定財源などと言う概念を作る必要は無かったのではないか?
こうした不明確性が特別会計を国の財政の伏魔殿としている一因となっているのだ。
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