基隆港の北西側にある仙洞巌最勝寺は、長い年月をかけて波が岸壁を削って作りだした海蝕洞窟で、奥行きは約80メートルあります。
清朝の1872年に釋迦牟尼佛、觀世音菩薩を祀った「代明宮」という寺院ができ、その後日本統治時代には弁財天が祀られ「最勝寺」となりました。
現在あるのは、釋迦牟尼佛などが再び祀られるようになり、現在ある仏像の不空羂索観世音菩薩と千手觀音は大正時代に日本から海を渡ってきたそうです。
入口は普通の寺院のような感じですが、この奥に洞窟の入口があります。
入るとこんな感じで、ごつごつした岩肌の両脇に、仏像が彫られています。
壁は凸凹ですが、通路はタイル敷きで平らにしてあるので歩きやすいです。
彩色した立派な千手観音もあります。
奥の方は、こんな↓感じでかなり狭いです。ちょっと湿っているので、白シャツなど汚れやすい服は注意です。
奥に行くと、瞑想中の人がいました。
このすぐ近くには、「仏手洞」という仏の手のような形の鍾乳石がある別の洞窟もあるのでセットでどうぞ。
以前紹介した軍事遺跡「白米甕砲台」も30分くらいで歩いて行けます。
◆仙洞巌最勝寺
基隆市中山區仁安街1號
6時30分~16時45分(無休)
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