台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

「信維市場整宅」は市場と一体化した団地。

2020-10-23 07:09:29 | 集合住宅(高層)

「信維市場整宅」は、MRT淡水信義線と文湖線が乗り入れる「大安」駅から300メートルほどのところにある、市場と住宅が一体化した団地です。

引きで見ると、屋上に増築した家屋が立ち並んでいるのが見えます。

1971年に完成し、地上6階・地下1階の建物で、1階部分は小吃店やカフェなどのお店が入り、上の階は住宅になっています。
地下1階には1000坪の伝統的市場がありましたが、現在は閉鎖されています。
全部で489戸、1000人ほどが暮らしているそうです。
大安路側には安くてうまいと有名な「小籠湯包」や「刀切麵」が並び、上階の集合住宅部分には鉄窓花と、台湾らしいギッシリ感のある景観を見ることができます。

市場と集合住宅は入口が同じで、集合住宅に行くには横の階段を登っていきます。

郵便ポストは一階にあります。

奥には商店街が続いています。一階の商店街の中にある窓から見上げたところはこんな感じ。中はロの字の吹き抜けになっています。

階段を上がって二階に。

ちなみにこの階段はこの部分です。

中廊下なので昼間でも真っ暗で、照明がずっと点いていました。室内に洗濯機置き場がないらしく、廊下に出してあります。

行ったときは正月だったので、おめでたい正月の決まり文句が貼ってありました。

美味しそうなお店が沢山あったのに食べていないので、今度行くときは是非食べたいです。

◆信維市場整宅

 台北市信義路四段60号


台南の「鐵花窗立方交換記憶」は鉄窓花を組んだアート!

2020-10-21 07:35:16 | 鉄窓花

「321巷芸術聚落」は「旧日本陸軍歩兵第二連隊の官舎群をリノベーションしたアートゾーンで、2013年にオープンしたそうです。

訪問した時は定休日だったようで中に入れる建物はありませんでした。

広々とした街路の両側に、大きめの一戸建てが並んでいます。

まだ手付かずの宿舎が何棟も残っています。解体してしまった棟もあるのか、空き地もちらほらありました。

1997に解体される前の官舎が写真パネルとして展示してあるのですが、放置気味。どんどん木に侵食されていて、安平樹屋な感じになっています。

風呂場がガジュマルに侵食されていました。これもアートといえばアートかも。

官舎群ひとつを解体した跡に建てられた鐵花立方交換記憶」。鉄窓花ではなく「鉄花窓」とあります。どちらでもいいのかも。いろいろな家屋から集めてきた鉄窓花を組み合わせたものですが、なかなか美しいです。

私の好きな花の形の鉄窓花もありました。こんなに近くで前からも後ろからも見れることは無いので、ぐるぐる廻りながら見ました。

321巷芸術聚落のFacebookによると、2020年7月1日からしばらく閉鎖するとのこと。期間は3年の予定だそう。

再オープンした時にも「鐵花立方交換記憶」が残っていればいいのですが。

 


新北市の「林本源園邸」は華麗なる一族の園宅!

2020-10-21 07:20:17 | 史跡(古い建物)

新北市板橋区にある、この清朝末期時代の建物が残る貴重な史跡は「林本源園邸」または「板橋林家花園」と呼ばれています。

台湾五大家族の1つ板橋林本源(板橋林家)によって建てられた庭園と邸宅から成ります。庭園は中国本土蘇州の留園を模倣した設計だそうです。1982年年末に修復工事が始まり、4年後に完成、修復費用は合計で1億5643万3218台湾ドルかかりました。

ちなみに台湾五大家族はそれぞれ以下の通りです。()内はその財源。

 基隆の顏家(金鉱・炭鉱)※一青窈の父親の家系だそう。

 板橋の林家(米穀)

 霧峰の林家(樟脳)

 鹿港の辜家(樟脳)

 高雄の陳家(砂糖)

内部は池の周辺に東屋や書院を建てて、回廊でつないでいく感じです。内装も豪華で、ここでは思わず中国風の衣装で撮影したくなりますね。

国共内戦で敗れた大陸からの難民が台湾で成功していた林家を頼って来たので、敷地の一部を一時的な居住地として提供したものの、戦後それが占拠されたままで返還されていないらしいです。そのため、庭園ぎりぎりまでマンションが迫って異様な光景です。

このいい感じの回廊。

引きで撮ると、こんな感じです。

台北の隣の新北市にありますが、台北から地下鉄で15分の府中駅下車で徒歩10分ほど。30分しかかからないのになかなか行く人が少なくてもったいなく思っています。

参観費はたったの80元!!デザインや建物、庭園に興味のある人は楽しめると思います。

駅前の伝統的な市場も面白いし、おしゃれなカフェなどもあるのでちょっとのんびりしたい方にお勧めです。駅前にホテルもあります。

 

◆林本源園邸

午前9時から午後5時
参観費:80元

日本語案内と英語案内のサービスあり。ボランティアガイドを手配するため、一週間前の予約が必要。 


エアアジアXからのメール(私のチケットが無効になりました)

2020-10-20 22:53:00 | 台湾渡航情報
今年8月には予約受付を停止し、先日10月17道には資金が枯渇したと発表した、エアアジアX。
先んじて破綻したエアアジアジャパンとは別で、マレーシアの会社です。
 
実は私、このエアアジアXの11月出発台北行きの航空券を持っています!
 
行きは2回までの変更ができるプレミアムフレックス。
帰りは何回でも予約変更ができるプレミアムフラットベッドで取っていました。
フライトに変更があった場合、返金ではなくクレジットアカウントに予約金額相当分を保持することになっています。
 
そこで、今日の昼に来たメールです。なぜか同じ内容のメールが4通来ました。
 
内容は以下↓

むちゃくちゃ丁寧でまわりくどいメールです。
要するに、飛行機は飛べないし、返金もクレジットアカウントへの移行も、予約変更もできないということですね。
私の予約はこのメールをもって取り消しということなのでしょう・・・。
 
運航が再開されることを祈りつつ、待つしかないです。
 
航空業界はここだけではなくどこも大変なので、渡航が再開されたときにどれだけの航空会社が生き残っているか?
また航空料金が高くなるのではないか?
などなど疑問がいっぱいです。
例年ならば年明け早々に休暇を取って渡台していたのですが、フライトスケジュールも信用できないので予約せずに様子見です。今年早々に得た常客証も一回しか使用しないままに使用期限が切れそうです。
ヨーロッパではコロナが再度蔓延しているのでそれも不安材料ですし、次にいつ渡台できるのか益々不透明になってきました。
 
 

聯福五金大売場(竹南)【台湾で市場を見ると必ず入ってしまう④】

2020-10-20 07:15:02 | 市場とスーパーマーケット

台湾で市場を見ると必ず入ってしまう人ですが、五金(日用雑貨店)にも入ります。

看板が日焼けして薄くなってますが、かなり大きくて何でもありそうなので入りました。実は漁師網バッグを探していたのです。

店内は棚の背が高くてとにかく物がぎっしり。

そしてここにはなぜか、大量の茶器が並んでいました。

ちょっと欲しかったのですが、まだまだ行程が序盤で雨も降っていて、重い割れ物は避けたいところ。泣く泣く見るだけにしました。

何でもあるのですが、肝心の漁師網バッグだけがありません。ぐるぐる廻って、業務用のポリ袋売り場に来ました。

脱力した絵の描かれたかわいいポリ袋が安い!!椀物を持ち帰る袋だったようで、2杯入用を買って帰ってカレーのテイクアウトをやっている知り合いにプレゼントしたところ、ちょうど入る大きさだったとのこと。

雨と寒さで疲れていて、荷物を増やしたくなかったので2つしか買いませんでしたが、このタイプの袋はなかなか見ないので、もっと買っておけばよかったです。手提げなので重宝してます。今度行ったら買うぞ!!

ちなみにこの町では漁師網バッグはみつからず、苗栗の市場の雑貨店で買いました。価格は台北の迪化街のほうが断然安かったことを申し添えておきます。田舎だからって安いわけじゃないんですね。

 

◆聯福五金大売場

苗栗縣竹南鎮延平路162號

9時30分~21時30分(無休)