明治の日本 熊谷充晃 ***
明治時代の出来事は知らないわけではないが、歴史の授業や教科書では三学期時間切れになりがちな部分。文明開化から日清・日露戦争を経て世界の一等国を目指した時代。その時代に起きていた、教...
平安王朝 保立道久 ****
平安時代と言えば藤原氏が摂関政治で専横を極めていて、桓武以降で、平城、嵯峨から後三条、院となり権力をふるいだした白河あたりまでの天皇は政治的に前に出てくることは少ない時代、という認...
色彩の心理学 金子隆芳 ***
ゲーテは著作「色彩論」で物理論とは真逆の持論を述べたというが、現在ではほとんど言及されることはない。しかしそこで述べられている色彩についての感覚論や主観的色彩の心理的印象論、錯覚な...
都市と日本人 ー「カミサマ」を旅するー 上田篤 ***
日本の都市を欧州や中国の都市と比較しながら、古代における吉備から平安京、中世では鎌倉と安土、近世の江戸、そして近代では再び京都と近畿へと移る中で概説し、併せて北海道における大雪山や...
京都・イケズの正体 石川拓治 ***
タイトルから見ると「なぜ京都人はイケズをするのか」などの解説本だと勘違いするが、京都礼賛本である。「奇跡のリンゴ」の筆者がなぜ京都が好きなのかを自己分析、日本人の多くが京都に憧れに...
経済で謎を解く 関ヶ原の戦い 武田知弘 ****
本書でいう戦国大名の「経済」とは土地所有のあり方を指している。奈良時代の律令制度で全国の土地所有は国有が建前となるが、奈良時代に荘園化して、地方豪族と中央の寺社や摂関家、そしてその...
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事