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長生炭鉱跡 潜水調査の専門家が会見

2024年12月14日 20時08分05秒 | 一言

遺骨収容に手応え

小池書記局長「国の責任で発掘を」

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(写真)長生炭鉱跡で遺骨の潜水調査をした伊左治さんの会見で発言する小池晃書記局長(左端)=11日、国会内

 戦時中の1942年2月の水没事故で、強制動員された朝鮮人を含む183人が犠牲になった山口県宇部市の長生(ちょうせい)炭鉱跡で、遺骨収容に向けた潜水調査が進んでいます。国会内で11日、調査した水中探検家の伊左治佳孝さん(36)が会見しました。

 伊左治氏は洞窟など水中の閉鎖環境を潜水する専門家です。10月末、事故後初めて炭鉱入り口から坑道に入り、100メートル以上先まで潜水。遺骨収容への手応えを得ています。

 伊左治氏は会見で、潜水時の危険性と対策を説明。リスク解消は可能とした上で、炭鉱入り口を補強する必要性をのべました。

 会見には日本共産党の小池晃書記局長が参加。小池氏は4日の参院本会議でこの問題をとりあげ、石破茂首相は「遺骨の埋没位置が明らかでないため、現時点では遺骨発掘は困難」と従来の答弁をしました。他方、厚生労働省の担当者は小池氏に「新たな情報があれば考える」と話しています。

 会見の場で小池氏は「(来月末の潜水調査で)遺骨が見つかれば明らかな新情報で、国が全責任をもって発掘作業にとりかからなければいけない」と強調しました。

 会見には日本共産党の仁比聡平参院議員や社民党、立憲民主党の国会議員らが参加。

 調査は「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が行っています。


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