池ちゃんのページ


行政・町内情報、地域活動やスポーツクラブ・昔遊び・ジャズオーケストラの活動などを紹介します

高額療養費の負担上限額は「最後の命綱」

2025年02月22日 14時55分15秒 | 一言

 悲しみと憤りに満ちた会見でした。あまりにも冷たい仕打ちに。「がくぜんとして家で一人泣きました」「命の問題をすごく軽視したような、嫌なやり方」。

 今年8月から自公政権が引き上げを狙う高額療養費の負担上限額。最後の命綱といわれ全世代の1250万人が利用する制度ですが、突然の改悪に子を持つがん患者らから悲痛な叫びが相次ぎました。

 「生きること、子どもの未来を諦めろ!っていうの」と掲げたオンライン署名5万8154人分を厚労省に提出。実態も調査せず当事者や家族、患者団体の声も聞かない一方的な引き上げの白紙撤回を求め。

 わきあがる批判を前に、政府は一部見直しを言い出しましたが、ほとんどが負担増に。このままでは治療の中断や回数を減らすという患者も多い。生活への影響も深刻で、島根県の丸山知事は治療をあきらめざるをえない状況を制度的につくることは「国家的殺人だと思う」と。

 いつでも誰でも、必要な医療を受けることができる―日本の医療保険制度の優れた特徴です。厚労省も、「安い医療費で高度な医療」をうたい、国民の安全安心なくらしを保障していくことが必要といいます。ならばそのための予算を盛り込むべきではないか。軍事や企業への大盤振る舞いを少しでも削って。

 この国の2人に1人ががんといわれる時代。命綱が断ち切られれば、生き続けるのをあきらめることに。子を持つがん患者のひとりは怒りを込めます。「これが石破首相の言う“楽しい日本”なのか」


最新の画像もっと見る

コメントを投稿