タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

慣習に拘らない我が家の節分=落花生や太巻きのほかにドラ焼きまで食べるタック爺

 我が家では昨年から節分の豆撒きを止め、夕餉の食卓で落花生の殻を割りながら「鬼は外、福は内」と唱えるだけに変更した。いつの頃から流行りだしたのか定か出ないが、その年の恵方(今年は南南東だそうだ)に向かって「恵方巻き」なるものを休まずに食べきる、という習慣は元々取り入れていない。

 加齢とともに嚥下力が衰えているのに、太巻きにかぶりついて窒息でもしようものなら、鬼は外どころではない、即鬼籍の人である。要心のため、家内は太巻き寿司を小さく切ってくれた。

 コンニャクを食べる風習とは関係なく、体を温めるための「おでん」に加え、タック爺は「どら焼き」にも手を伸ばした。うむむむっ、これでは体重は減らないぞ。外に追い出された鬼の高笑いが聞こえる。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「行住坐臥」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事