タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪トヨタ、レクサスとクラウン8車種をリコール≫

Photo 高級ブランド車「レクサス」や「クラウン」8車種のエンジンの不具合について改修を検討していたトヨタ自動車は、七月五日、「走行中にエンジンが停止する恐れがあるとして、計9万1903台のリコールを国土交通省に届け出」(7月6日付『讀賣新聞』第36面)、海外でも回収・修理を実施すると発表した。
Gs460Gs450Is350
 リコールの対象車種は、〈レクサス〉LS460(写真中段<左>、車の写真はすべてトヨタ自動車の公式HPから転載) ・LS600h・LS600hL・GS350・GS450h(写真中段<中>) ・GS460・IS350(写真中段<右>) 〈クラウン〉セダン(写真上段)の8車種(05年7月~08年8月製造)
P1110339 不具合が生じたのはバルブスプリング。バルブステム上半部に設置され、カムシャフトの動きに連動しインテークバルブとエキゾーストバルブが正確に開閉するためのステムの上下運動を補助する重要部品(DOHCのカムシャフトバルブ=写真下段は、20年前に用いられたニッサンRB20型の断面図)である。スプリングの強度不足により、異音の発生あるいはアイドリング回転数の不調が生じ、「最悪の場合、走行中にエンジンが止まる恐れがある」(7月1日付『北海道新聞』夕刊・第15面)という。
 トヨタ自動車では、この不具合を二年前から認識し、「2008年8月以降の生産分から部品を切り替えた」(同新聞)というから、今回のリコールで対応の遅れを批判される可能性がある。昨年来の一連の大規模リコールに加え、またも、ということでトヨタの最高級ブランド=レクサスも信頼性に傷がつくことは避けられないだろう。ま、500~1000万円もの高級車は一般庶民とは縁がないので、レクサスが売れようと売れまいと関心はないが、トヨタはなにか疫病神に取り憑かれているのではないか。トヨタ大明神で厄払いしてもらったらどぉ…

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