何が起きても誰も責任を負わないことを掟とする眠酒(民主)党は、七月十二日、党本部で役員会(役員会に臨む首相と幹事長=写真上段は、7月13日付『北海道新聞』第1面から転写)を開き、参院選惨敗の責任について掟を守ることを了承した。党内で責任論がくすぶる中で、空き缶(菅)内閣は、今後、「惨敗のほとぼりが冷めるまで動かず、低姿勢で起死回生の機会をうかがう」(同日付『讀賣新聞』第1面)つもりだろうが、難しい政権運営を低姿勢だけで乗り切ることはできない。 惨敗に追い打ちをかけるように、内閣支持率が急落した。12・13日に行われた読売新聞社の緊急全国世論調査(支持率グラフ=写真中段<左>は、7月14日付『讀賣新聞』第1面から転写)では支持率は38%(不支持率52%)に、同日行われた共同通信社の調査(同日付『北海道新聞』第1面)でも支持率36.3%(不支持率52.2%)に急落。政党支持率(支持率グラフ=写真中段<右>は、前掲『讀賣新聞』第2面から転写)も30%を割り込んだ。
歴代内閣(発足時と約1か月後の比較グラフ=写真下段は、同新聞・第3面から転写)で発足から一カ月余で26%も支持率を下げたのは空き缶(菅)内閣だけであり、政権維持にきゅうきゅうとしている首相の姿は、単に強がりを装っているように映る。「もはや死に体」とまでは思わないが、短命政権に終わる可能性は大きいのではないか。幹事長の福耳も御利益なし。
空き缶(菅)内閣は、小才をきかせて小政党と部分連携を図っても政権運営は「茨の道」と悟り、政権を担う内閣として大局的立場から断固たる決意をもって重要政策を実現する覚悟を示すべきだ。野党も政策実現の協力を惜しんではならない。
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