<最高気温 16.9 ℃の釧路で「冷酒」はちょっと‥‥>
酒銘の由来
塩竈の浦の松風霞むなり
塩竈の浦の松風霞むなり
八十島かけて春や立つらん
源実朝『金槐和歌集』
宮城県塩竈市にある醸造元・株式会社佐浦の純米酒「浦霞」は、全米日本酒歓評会純米酒部門で金賞・銀賞を受賞した銘酒で、米の旨みが滲み出る、やや酸味のある爽やかな味わいは逸品である。微かに淡いレモン色を帯びた色合いもよろしい。
7月 22 日(旧暦6月 19 日) 四緑・赤口・み
二十四節気「大暑」
暑気いたりつまりたるゆえなればなり(『暦便覧』)
女房は「気温 16.9 ℃ですよ、大暑でも釧路は寒いっしょ」と言うが、一応暦に敬意を表して、純米酒「浦霞」を冷酒で戴いた。確かに寒い、身体が芯から冷える。「大暑」にこだわらず温燗でもよかったか、と思う。