タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ アスターの想い出 ≫

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 今年は春先から、私も女房も何かと多忙で、あっという間に春の種まきの時期が去ってしまった。女房は、<サカタのタネ>から、アスターの種を購入してあり、「さて、どうしよう」ということになった。「アスターは、短日植物なので種まきが遅くなっても、矮性状態で花は咲く」と私が勧めたので、女房は、6月中旬に播種した。
 遅くなったのが功を奏して、丈があまり伸びずに花が咲き出し、3日夜半の強風大雨にも持ちこたえた。今咲いているのは、レジストブルーだけである。他の二種は一段と丈が低いが、しっかりと蕾を持っているので、楽しみにしている。
P1010637 私が少年の頃、花好きの母は、花畑に、ダリアやバラを中心に、他に多くの一年草や多年草の花を植えていた。その中で、私が好きだったのがアスターで、その頃はエゾギクと呼んでいた。紅や濃紺のポンポン咲きは、花びらが固く締まって盛り上がるように咲き、今でも強い印象が残っている。
 その母は、いま、年老いて病床に伏せっているが、昔のことはよく覚えていて、花や庭木の話になると多弁になる。元気になって、エゾギクの花を楽しんでもらいたい。

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