母が長男の私と同居して以来、二十年以上にわたって「オンコの剪定はお盆を過ぎてから」を実践してきたので、作業を引き継いだ私も、これまで五年間それを守ってきた。園芸業者は「オンコの剪定はお盆前まで」というが、田舎家で二十数年、釧路で二十数年、合わせて半世紀も「お盆過ぎ」の剪定作業でオンコは元気に育ってきた。「お盆過ぎ」で何の問題もない。今年は、三段目の小さめの枝を鋸で切り落とす予定。
八月二十日、重い腰を上げ、例年どおりの順番で<オンコ(1)>の剪定を開始した。三日目くらいから身体が慣れて、剪定鋏を使う手の動きがリズミカルになる。
剪定(1)は、実質四日半の作業で二十六日に終了。剪定鋏は切れ味を見ながら一日に十数回研ぐ。太枝を切る鋏<右>と当年枝を切る鋏<中>とでは研ぎ方が異なる。鉢植えの木と違い、芽切り鋏<左>はほとんど用いない。左手で小枝を掻き分け、枯れ葉や枯れ枝、病害虫の有無を確かめながら、右手の鋏で形を整えるので、表面しか刈り込めない電動剪定鋏は使用しない。コナカイガラムシ防除にマシン油を散布。
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