十一月四日に告示された、任期満了に伴う弟子屈町長選挙は、現職の徳永哲雄氏以外に立候補者がいないため、同氏の無投票当選(万歳の写真は、11月5日付『釧路新聞』第1面から転写)となった。
十日に初登庁した町長は、町職員を前に三期目の抱負をを述べ、町職員の職務について「『これからの4年間、お世話になります』と協力を求めた」(11月12日付、前掲新聞・第13面)が、町職員は当然なすべき職務を遂行するのであって、町長が「お世話になります」と言う必要はない。行政に支障が出ないように、かつ、町に損失をもたらさないように職務に専念してもらいたい、とでも述べたらどうか。
弟子屈町役場の職員の怠慢で、平成十四年から四年以上にわたって屈斜路湖北岸近くの原生林の大規模討伐が行われたこと(写真下段<左>は、平成19年8月28日付『北海道新聞』第29面〈釧路・根室〉から転写)を忘れては困る。
地権者に裁判を起こされながら、「お世話になります」もないだろう。伐採届が七回も提出され、弟子屈町職員はその都度、土地所有者の確認もしないで、適合通知書(正式には<伐採及び伐採後の造林計画の適合通知書>を発行したばかりでなく、現地調査も行っていなかった。弟子屈町の行政上の瑕疵は明白である。万歳どころではない。
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