タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<ジャーマンアイリス>

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 ジャーマンアイリスは、広い庭にゆったりと大株で咲かせなければ、その華麗な花姿を堪能できない。ここ十数年、ドライブをしながら、主として、各地の農家の庭に咲いているのを見て、その普及と、花卉の流行・廃れの早さに驚かざるをえない。いまはもう、業界では、ジャーマンアイリスは主流を外れたのではないだろうか。種苗会社のカタログから品数が減っているような気がする。
 わが家のささやかな花壇では、ジャーマンアイリスを楽しむ十分なスペースがないため、玄関前、北側の狭い場所に三種類を押し込み、いかにも窮屈である。一本しか咲いていない、上弁が白、下弁が紫の花は、10年前に<サカタのタネ>から二球購入した新品種の一つで、花色が好きで増やしたいが、生育はあまり思わしくない。もう一つの球根は発芽しなかった。
P1000755P1010226  色の写りがよくなくて残念だが、上弁・下弁とも同じ淡青色の株は、ドライブの途中に、川湯の園芸店(今は閉店)で、開花中の三株を掘り上げてもらって購入した。これは生育が旺盛で、どんどん増え、南面の花壇にも植わっている。
 一番後ろで、黒紫の蕾が、ほとんどエゾシャクナゲの幹に触れている一株は、女房が友人から譲り受けたもので、上弁赤紫・下弁の黒紫色の花は、派手ではないが、落ち着きがあってよろしい。
   ?7月1日に投稿後、3日に開花したので、同日、写真を追加?
 右上の写真は、ちょっと古く、6月6日に開花した、淡青色のミニ・ジャーマンアイリスである。隣家のお婆さんから頂いて以来、毎年、三寸アヤメの後、6月初旬にスカイブルーの爽やかな花を楽しませてくれる。

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