ビオラについては、これまでの投稿で何度も言及してきたが、いずれも、「ひとり寂しくも、悪くはない」だとか「群れる必要はない」といった類の形容をしてきた。しかし、孤独は私の好みの表現であって、わが家の庭で、ビオラが群れをなして咲いていないということではない。女房が<サカタのタネ>から種を購入し、苗から育てて立派に花を咲かせている。昨年までは、大きな平鉢に数株を寄せ植えにし、門から玄関までの通路はビオラでいっぱいだったが、今年は訳あって小休止している。
女房とは、彼女が十六歳のとき知り合い、十九歳で結婚した。負けん気が強いが、どこか鷹揚なところがあり、感情をすぐ露わにする短気でヤクザな男を夫にして、よく我慢してきたと感謝している。義母は、正真正銘の土佐のハチキンなので、女房は、その血を継いで辛抱強いのかもしれない。
いろんなことに興味を示すが、特に、パソコンを使った文書作りには、図形や画像の処理を含めて、見事なレイアウトの才能を発揮する。庭の花作りも、今は女房に任せっきりで、ユリ・ジャーマンアイリス・スイセン・アスター・ビオラなどの花壇のアレンジは、文書作りの才に通じるところがあるのだろう。他人に見せても恥ずかしくない仕上がりになっている。
写真のビオラは、種から育てたもの・苗を買ったもの・こぼれ種の実生が育ったものが入り交じっているが、庭の縁取りの役を立派に果たしている。右手にピンク系があれば、という気がしないでもないが、忙しい中でそこまでは求めない。
最近の「園 芸」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事