今夏の高温多雨が、北海道の農作物に深刻な病害虫被害をもたらしている(9月4日付『北海道新聞』夕刊・第1面参照)という。イネのいもち病、タマネギのネギアザミウマ、小麦の赤カビ病、甜菜の褐斑病等、被害は多岐にわたる。
オホーツク管内では甜菜の褐斑病が広がっていて、九月一日のブログ用写真取材で、釧路→浜小清水→斜里→清里→川湯→釧路と走行中、清里町で遠目にも褐斑病発生と分かる甜菜畑(写真下段<右>)をたびたび見かけた。褐斑病で葉が枯れると、甜菜は糖度が下がるため、農家では十月の収穫期まで防除のため薬剤散布(写真上段は、清里町青葉地区の甜菜畑)に気を抜けない。
我が家の庭では、うどんこ病に弱いクレマチス、多くの疫病が発生するキク・ユリ・バラに「ダコニール1000」を数回、ツツジ・サラサドウダン・ユリ・キク・バラの
アブラムシ防除とオンコのカイガラムシ防除に「アクテリック乳剤」を数回散布したが、シャクヤクとキレンゲツツジは例年疫病や害虫が発生したことはないので油断をした。
気がついてみると、シャクヤク(白花<写真中段左>は葉が褐色に枯れ、桃花<写真中段中>には褐色の斑点)に褐斑病が発生し、キレンゲツツジの葉はハダニのため黄変していた。シャクヤクは完全に手遅れだが、キレンゲツツジは落葉までまだ間があるので、「オルトラン乳剤」を散布した。狭い庭で薬剤は使いたくないが、最近はユリのさび病にも手を焼いている。薬剤を全く使わないで、というわけにはいかない。
最近の「社 会」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事