タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪週刊誌が真実を伝える天皇陛下特例会見≫

2 十二月十五日午前、天皇陛下は中華人民共和国の習近平・国家副主席と会見(握手及び会見のお写真は、<MSN産経ニュース 09.12.14.10:08>から転載)された。会見は二十分あまりで終了、内容も儀礼的なものに過ぎない。
 今回の会見が特例として政治問題化した原因の第一は、中共政府外交筋が日本の慣例を無視し、自国の都合に固執したことである。宮内庁に「一か月ルール」が存在することを知りながら特例会見を申し入れ、断られるや、政府要人や党幹事長、風見鶏元首相にまで何度も強く働きかけたことは、他国の伝統を蔑ろにする中華思想の独善的行為以外のなにものでもない。中国四千年の歴史の悪知恵である。
1P1070624 第二は、鳩山首相の無定見と無責任である。彼は、度重なる特例会見申し入れに、毅然とした対応が取れず、結局、宮内庁に会見決定を無理強いさせた。「日中関係をさらに未来的に発展させるために大変大きな意味がある。私は判断は間違ってなかった」(同ニュース<09.12.14.10:06>)とはよく言ったな。その言葉自体が「象徴天皇政治的利用」そのものではないか。
 第三は、小沢幹事長。胡錦濤のご機嫌を取るため利用できるなら天皇陛下も利用する、という傲岸不遜 日本国開闢(かいびゃく)以来、高御座(たかみくら)に野望を抱いたのは弓削道鏡と足利義満の二人だけだが、今や、池田大作に小沢一郎を加えて四人ということだ。たかが民主党の幹事長ごときが、内閣と象徴天皇制を操るのを断じて許してはならない。小沢一郎が闇の傀儡師であることを週刊誌が喝破している。

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