内閣府・厚生労働省・環境省が入所する中央合同庁舎第5号館は、千代田区霞が関1丁目2番2号、日比谷公園の近くにあり、22階建ての高層ビルが、官庁街の中にあって周囲を睥睨する様は壮観である。
社会保険庁は、厚生労働省の外局で、この合同庁舎の19・20階を占めている。
このような豪華な庁舎を税金で建築し、厚生労働省や外局の社会保険庁の公務員たちが、税金をでたらめに使い、杜撰きわまりない仕事を行って、国民や国家を蔑ろにしてきたことに、強い憤りを感じる。
3月16日午前6時19分、インターネットサイトの<アサヒ・コム>に、常識では考えられない社会保険庁にかかわる不祥事が掲載されていた。
<社保庁労組ヤミ専従 不正給与5億円 委員長辞任へ>!
社会保険庁で最も規模が大きい、連合傘下の<全国社会保険庁職員労働組合>の職員二十数人が、長年にわたって、許可を得ないで組合活動に専従しながら、通常の給与を受け取っていたという。
これと同じ服務規程違反は、全労連系の<全厚生労働組合>でも行われ、平成16年の社会保険庁改革を機に解消されるまで、数十年に及ぶ大規模な不正を黙認してきた社会保険庁の管理職の責任も問われなければならない。社会保険庁とは、労使共に、どこまで腐りきった官庁か。2月27日投稿≪選挙の候補者ポスター≫で記した憤りは、今回も変わらない。
<写真は、いずれも、フリー百科事典『ウィキペディア』から転載>