タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<天皇誕生日>

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 わが家では、国民の祝日には国旗を掲揚しているが、国民の祝日すべてというわけではない。4月29日投稿≪国民の祝日と国旗≫で記したように、我が国では、<国民の祝日に関する法律>に基づいて、十五の祝日が制定されている。そのうち、私の個人的判断で、みどりの日・海の日・体育の日は国旗を掲げない。
 12月23日は、今上天皇の御誕生日なので、当然のことながら、お祝い申し上げるため国旗を掲揚した。今上天皇については、まだ皇太子明仁親王でいらした昭和34年4月10日、私は高校二年になったばかりで、御結婚の儀の記念切手の購入を母に頼んで、通学の一番列車に乗り込んだ記憶が残っている。中学一年から始めた切手のコレクションは、退職時に多くの蔵書と共に、取りあえず田舎家に保管し、釧路の家の書斎にはないので確かめられないが、四枚組の美しい切手だったと思う。
P1020169 七十四歳になられた天皇陛下は、午前中三回、皇太子ご夫妻、秋篠宮さまとともに、宮殿のベランダにお立ちになり、御誕生日を祝う一般参賀に訪れた一万五千六百(記帳を含む)の人々に御挨拶なされた(12月24日付『讀賣新聞』第22面〈社会〉参照)。
 個々の<国民の祝日>については、それぞれ異なった思いがあるが、<天皇誕生日>には、<昭和の日>とともに、私の多感な年頃と重なって特別な感慨を覚える。

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