七月最後の日は、キノコ(ハタケシメジとナラタケ)採りの他に、田舎家の敷地に自生しているラズベリーの赤く熟した実の収穫が目的だった。
田舎家には、もともとラズベリーの木は植わっていなかったが、いつのころからか群生するようになり、毎年多くの実をつける。多分、小鳥の排泄物の中に種があって、自然に発芽して増えたものと思われる。
一度にすべてが開花するのではなく、夏の終わりまで順次咲き続けて結実するので、天候がよければ、秋遅くまで三回収穫できる。
収穫後すぐ、女房がジャムを作ってくれたので、八月一日と二日の昼食は、トーストにたっぷり付けて食べた。砂糖を加えただけの手作りジャムは、果実よりも増粘剤(ペクチン)の方が多い市販のジャムと比べると、香りも食味もはるかに優れている。
退職後は、三百九十坪の田舎家の敷地で野菜作りをしながら趣味の生活を、と計画していたが、釧路にいなければならない状況が多く、計画は早くに諦めた。耕耘機が遊んでいるが、草刈りとラズベリー収穫で手がいっぱいである。
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