ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ F50 GT BPRtest

2021-03-06 | スペシャルモデル

フェラーリ F50GT BPR Test

(1996年) 限定3台

FIAのGT選手権やルマン出場等の為にF50をベースに開発されたプロトタイプレーシングマシン。

F50でも公道を走るF1マシンというコンセプトで製作されているが、

F50GT対比で車重-490㎏ (860㎏)、出力は+230PS(750PS)、最高速に至っては+51㎞/h(376㎞/h)と

モンスターマシンになっています。F50でさえF1をベースに使ってますからF50GTは、

これはもうF1です。性能データは紛れもなくF1でしょう。

カーボンファイバー製クラッチディスク、ミッションはシーケンシャル式など

GT選手権で戦う仕様に作られています。

外観上はルーフ上のエアインテーク、エンジンカウルの形状変更、NACAダクト等も変更。

日本に1台あるのです。私、富士レーシングデイズでじっくり実車を見ました。

フロントフードの排熱口も一回り大きく、リアスポイラーも一体型から調整型の大型別体スポイラーに

代わっていて、すべてが一新され、速く走る為だけに考えられたパーツに置換されています。

リアグリルの網さえも違っていて、繊細に編んであるんです。ビックリでした。

フェラーリ社自身が実際気合い入れて開発すると、凄いなぁ~と感心、感動しました。

私、フェラーリ史上F40GTE、F50GTの2台は最強で過激なスーパースポーツカーだと思っています。

今でも、当時の事を思い出すと鳥肌が立つほど素晴らしいです。一人でじっくり見れた事に感謝です。

残念なことに実戦投入されずに96年のシーズン前に何らかの理由で出場キャンセルしました。

4,578×1,986×1,092㎜

860㎏,6速ST,325㎞/h

4,698㏄65°V12 DOHC

750PS、最高速度376㎞/h