フェラーリ F50GT BPR Test
(1996年) 限定3台
FIAのGT選手権やルマン出場等の為にF50をベースに開発されたプロトタイプレーシングマシン。
F50でも公道を走るF1マシンというコンセプトで製作されているが、
F50GT対比で車重-490㎏ (860㎏)、出力は+230PS(750PS)、最高速に至っては+51㎞/h(376㎞/h)と
モンスターマシンになっています。F50でさえF1をベースに使ってますからF50GTは、
これはもうF1です。性能データは紛れもなくF1でしょう。
カーボンファイバー製クラッチディスク、ミッションはシーケンシャル式など
GT選手権で戦う仕様に作られています。
外観上はルーフ上のエアインテーク、エンジンカウルの形状変更、NACAダクト等も変更。
日本に1台あるのです。私、富士レーシングデイズでじっくり実車を見ました。
フロントフードの排熱口も一回り大きく、リアスポイラーも一体型から調整型の大型別体スポイラーに
代わっていて、すべてが一新され、速く走る為だけに考えられたパーツに置換されています。
リアグリルの網さえも違っていて、繊細に編んであるんです。ビックリでした。
フェラーリ社自身が実際気合い入れて開発すると、凄いなぁ~と感心、感動しました。
私、フェラーリ史上F40GTE、F50GTの2台は最強で過激なスーパースポーツカーだと思っています。
今でも、当時の事を思い出すと鳥肌が立つほど素晴らしいです。一人でじっくり見れた事に感謝です。
残念なことに実戦投入されずに96年のシーズン前に何らかの理由で出場キャンセルしました。
4,578×1,986×1,092㎜
860㎏,6速ST,325㎞/h
4,698㏄65°V12 DOHC
750PS、最高速度376㎞/h