ディーノ 246GT,GTS
(1968-1974) GT(2,487台) GTS(1,274台) 計3,761台
2.4L6気筒グランツーリスモの意味。
1969年にロードカー部門がフィアットの管理下に置かれることになり、
生産性の悪いディーノ206GTは手直しされる。
最高出力の低回転化と排気量拡大によりトルクを増幅し、
アルミ製ヘッド以外鋳鉄製のブロックエンジンでコストダウンし、
ボディも鉄製としH.B110㎜の延長により運転技術の未熟な者でも比較的普通に乗れ、
安価に製造可能な車に変更された。
燃料タンクが拡大された。
コストダウンにより重量は増えたが、2割の排気量アップにより最高速度まで達することができるなど
当時のスポーツカーの中で高い性能を持っていた。
小林彰太郎氏はディーノ246ほど、ワインディングロードを速く、安全に飛ばせる車はない。
操縦性、ロードホールディングは絶品だ。と絶賛している。
ティーポEの途中からタルガトップの246GTS(175PS)が追加された。
改良もしくは変更により大きくティーポL,M,Eに分けられる。
4,230×1,702×1,110㎜
W.B2,340㎜,1250㎏,MR
2,418㏄65°V6DOHC
NA,195PS,5速MT,243㎞/h