エンジンの調子を調べる方法 - ハイブリッドカー30プリウスの故障診断をスマホアプリCARISTAでやってみた
車のエンジンには、自己診断機能などが付いていたりしますが、"国際規格OBD2"というコネクターに診断機を接続して、エラーコードを読み込む事ができちゃいます。その診断機は、OBD2スキャンツールという名称で安価で売られ、スマホにデーターを表示してくれます。
20年も前に発売された車にも、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)と呼ばれる車載コンピューターが搭載されています。
ECUは、エンジンの燃焼を維持する為に、ラジエターの水温とかの温度とか、さまざま情報をリアルタイムで処理しています。
このエンジンの状態は、OBD2というコネクター(国際規格)に、診断機を接続すれば、整備士の人とかが見ることができるようになっています。
OBD2は各メーカーの枠を超えて、DTC(Data link coupler)と呼ばれる同じ形状・ピン配置の接続コネクターと、同じ故障コードを使い、故障発生時には同じように警告灯を点灯させる機能です。
16本のピンが配置されている、国際規格のコネクターが、運転席のダッシュボードの下に付けられ、そこに診断機のケーブルを接続して整備士が見れるようになっています。
国際規格ですので、すべての車がobd2に対応しているわけではありません!
アメリカとかに輸出されたりした車は、だいたい適応しているといわれていますが、まず自分のマイカー、調べたい車種が、obd2に対応しているのか? をチェックしないと診断機も買えませんよね?
調べる方法は、下記のリンクの診断機メーカーのウェブサイトより、自分のマイカーのメーカーとかをチェックしますと、obd2なのか? 専用カプラーなのか? がわかります。
Gscan対応一覧表
自分の車が、運よくOBD2に対応している場合には、Amazonとかで、
「ELM327 OBD2」とかで検索して、ブルートゥースでスマートフォンとかに接続できるアダプターを買います。
ブルートゥースとは無線接続の規格の1つで、スマホとかには、ブルートゥース機能が付いています。(ノートPCの場合は、ブルートゥース機能がないものもあるので注意)
こんな感じのコネクター部分とブルートゥース機能部分のコンパクトな器械です。
ここで紹介しているのは、
「OBD2コネクターにポンとその器械を挿し込むと、自動車から電源も供給され、ブルートゥースでスマホ・タブレット・ノートPCなどに接続ができ、専用のアプリを利用して、エンジンの状況をモニターに映す」
という器械の紹介をしています。スマホでWi-Fiに接続できる人とかであれば、基本操作は簡単にできると思います。
ELM327には、V1,5とか、V2,1とか小さく書かれていますが、バージョンの違いに注意します。
私のように20年も前の古い車とかの場合には、V1,5(バージョン1,5)でないと使えないみたいですよ。
■スマホ用アプリを入れる
Torque、OBD Info-san!、Car Gaugeなどいろいろなアプリがあります。
アプリのinfo-san!
日本語の無料アプリです。
スマホで、google playで、
検索キーワード ”OBD2” とでも入れると、たくさんリストが表示されます。
ひとそれぞれ、好みもあるかと思いますが、慣れる前の最初の段階は日本語が使える方が迷いにくいです。
アプリは、スマホに入れてしまえば、
後はOBD2にスキャンモニターを接続し、ブルートゥース接続すれば、スマホのアプリを開くと見れるようになります。
見たい項目というか、メニューをタップするだけですので、普通の主婦の人でも、操作できる感じです。
¥1,000も出すの? という人も世の中にはいらっしゃいますので、まず、どんな事が出来るようになるのか? という説明を一部書いておきますね。
例えば、ラジエターの中の水温を表示させ、スマホのスクリーン・ショットで画像を保管しておきます。
ある時、水温がその基準よりかなり低くて、燃費が悪化していれば、「これはサーモスタットの故障でオーバークールを起こしている」と推測ができます。
スポーツカーや高級車には搭載されている電圧計ですが、実はコンパクトカーとかに元々新車で買った時から付いていなかったりします。
幹線道路や、街中の信号待ちとかで、「あれれ、電圧がいつもより下がっている。これはオルタネーターの故障で交換が必要ではないか?」と推測ができます。
どれが良いのかはじめはわからないので、日本語も使用できるOBD Info-san!の無料トライアル版がお勧めです。
”もしも、ELM327を買った後で、私の車ではつかえなかったら?” という問題も残りますので、まず無償版で試すのが基本となります。
<h2>★タコメーターを表示
コンパクトカーとかには、タコメーターが搭載されていない車両が存在します。
RECSの施工とかでも、「エンジン回転数を2,000回転でレーシングしてください」と説明があったりしますが、タコメーターが搭載されていないと、今どの回転数なのかわからないものです。
でも、ECUの持つ情報を表示させれば、済むのかもしれません。
自動車診断機という専用の機械が存在し、修理工場は1台15万円とか高いものを持っていたりします。
エラーを表示させて、修理の目安にするという使い方ですが、同じようにエラーが発生している箇所がわかれば、「次の車検前に買い換えた方が良くないか?」と家族で話し合うような事ができるのかもしれません。
車を新車で買ったとします。ドライブとかに出かけ、エンジンが充分に温まった状態とかでデーターを表示させ、スクリーンショットで画像を保管します。
後はエンジンが不調になったりした時とかに、
それらと現在のものとを比較すれば、「ここの数字がおかしい」と素人なりに分析できます。
スマホのスクリーンショットは、ONEDRIVEとかに自動アップロードする事ができ、ファイル名に日付と時間が自動で入るので、後で、「これいつ撮ったの?」と悩む事もありません。
OBD2スキャンモニターをセットした後に、
スマートフォンの設定画面で、ブルートゥース接続をタップします。
いつも通勤で同じような道を走るという場合とか、「あれれ、平均燃費が落ちている。これはエンジンが汚れたからじゃないか」と、自分で気づく事ができるようになります。
わざわざガソリンを満タンにし、スマホの電卓でたたいて計算しなくても良いので、面倒くさがり屋さんでも大丈夫です。
中古車を買う場合、ご主人が試乗し、その際にセットする。奥さんが後部座席で、スマホのモニターだけ見て、客観的なデーターとしてエラーなどをチェックする。
誰かにマイカーを売る際に、ヤフオクとかで出品し、引き渡しの際に、「このようにエラー出ていませんよね?」と見せて引き渡す。
現実的には、”エラーの出ている車両” を中古車として何も告知せずに売っている業者も存在しますので、トラブル防止にも役立ちます。
マイカーをモニターし、何かおかしなところがあれば、教えてグー! にでも質問し、その際に、「この画像の場合、修理はなんぼくらい?」という質問もできます。
想像でどう説明すれば良いのか? を悩む必要もなくなり、「このエラーって修理はどこ?」みたいな具体的な質問になり、回答を得やすくなります。
(画像は、質問に添付できるような場合ですが)
★使い方は、十人十色
単純に修理工場に不調で修理に出し、「ここが悪い」といわれた時に、自分でスキャンし、「えっ、でもそこじゃないような・・・」と修理工場のミスに気付くかもしれません。
2週間弱で中国から届いた
クッション封筒に、宛名は日本語の漢字で、それ以外が中国語と英語です。
商品パッケージ
とりあえず、袋に入っているので防水対策もそれなりでした。
取り出した写真
実物は、マッチ箱くらいで小さいです。
本体をOBD2コネクターに挿す
ハンドルの右か? 左か? メーター類の下に手を入れると台形のコネクターがあり、そこに挿入する感じです。
見本は、LEDインジケーターが付いているので、パワーランプが点灯します。
接続できる機器をスマホがスキャンする
見本の場合は、1つしか接続できる機器の候補がないので、矢印の先をタップします。
次に、自動で「パスワード入力画面」へと進むのですが、「パスワードは0000か? 1234?のどちらかが多いです」とメッセージが出ました。
0000はダメでしたが、1234で接続できました。
ペアリング完了
本体とブルートゥース接続できた状態をペアリングと呼び、見本画像のように表示されます。
ペアリングしたOBD2という名前の右横に設定マークがあり、これをタップするとペアリング解除できます。
1度セットし、異常終了や、うまくいかず再度設定し直す前に、ペアリング解除した方がうまくいくことがあります。
ペアリング完了後に、インストールしているアプリを起動します。
ペアリング済みの機器を選択
矢印の先のブルートゥースで現在ペアリングしている機器をタップする。
OBD info-sunトライアル版
左下の設定を開く。
自動で表示されるのでタップするだけ
基本は、接続できていれば、自動で表示されるので、「これのデーターを読む」という感じでタップするだけ。
この設定をしないとダメみたい。
メーターパネルを開く
左の1番上のメーターパネルを開く。
エンジン始動前
エンジン始動前に接続してみたら、バッテリーだけ表示された。
エンジン始動後
エンジンを始動すると、バッテリーがオルタネーターの始動で増えた。
私の場合は、どうも接続しても、バッテリーの数値のみしか読み取れないみたいです。
これは20年前の車なので、OBD2に適合できていないのかもしれません。
別のスマホで見た場合
私の車の場合、ソニー製Z3コンパクト(DoCoMoのSO-02G)という2014年冬モデルや、GALAXY Note 2(SC-02E)で接続すると、こんな感じで異常表示されました。
LGL22でみたら
auのLGL22でブルートゥース接続して見たら、バッテリーの数値は普通に表示されます。
Amazon経由で、わざわざ、バージョン1,5というものを購入したところ、中国からチャイナポストで発送され、到着まで時間がかかりました。
到着後、接続してみると、「バージョン1,5」とアプリで表示されたのですが、プロトコル設定をオートにして、見れるのはバッテリー数値のみという結果でした。
しかも、ドコモのスマホだとダメで、auのLGL22だと唯一見れるバッテリーの数値がきちんと表示されるというスマホの相性問題もあるようでした。
P,S,
後でわかった話になりますが、ELM327には、バージョン1,5となっていても、実際には、バージョン1,51となっていて、旧車などに使用しても接続できないようです。本物の入手方法を含め、後で追記してありますので、ぜひご覧ください。
燃費博士のアプリ
燃費博士というアプリ(30日間無料)を入れて、ブルートゥース接続すると、「ATxxxコマンドを受け付けないので、クローン商品の可能性あります」と警告メッセージが表示されました。
どうもスキャンツールを中国が勝手にクローン商品として販売し、その中には正規コマンドを受け付けない仕様の粗悪品が混じっているような内容でした。
30プリウス
前回試したのは、平成7年式の車でしたので、今回は比較的最近の自動車となる30プリウスで試してみました。
OBD info-sun (アプリ)
トライアル版をスマホに入れます。
起動すると、下のメニューに”設定” というものがあるので、それをタップ。
プロトコル設定
まず、1番上の”オート接続” をタップし、オンにしておきます。
次に、”プロトコル設定” をタップしますと、ラジオボタンから選択できます。
プロトコル設定
トヨタ30プリウスの場合、ISO 9141-2 を選択。
次に最初のメニューに戻り、メーターをタップする。
水温系などが表示
接続できたみたいで、水温系などが表示されました。
アプリ使用中に、プロトコル設定などを変更しますと、それは記憶されるみたいです。
次に、スマホのアプリを終了させるとか、スマホを再起動させると、接続がうまくいく傾向にあるみたいです。
ELM327のバージョン1,5の本物
Amazonで、ELM327のバージョン1,5の本物というレビューが多いのを実際に買ってみました。
ELM327スキャンツールをネット通販などで買い、バージョン1,5と表示されるもので旧車に使用するとデーターが見れない場合があり、それはバージョン1,51になるみたいです。
そこで実際に、本物のバージョン1,5というELM327をAmazonで買ってみたところ、旧車でも接続できましたので、驚きました。
車のエンジンには、自己診断機能などが付いていたりしますが、"国際規格OBD2"というコネクターに診断機を接続して、エラーコードを読み込む事ができちゃいます。その診断機は、OBD2スキャンツールという名称で安価で売られ、スマホにデーターを表示してくれます。
■エンジンの状態を調べたい
20年も前に発売された車にも、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)と呼ばれる車載コンピューターが搭載されています。
ECUは、エンジンの燃焼を維持する為に、ラジエターの水温とかの温度とか、さまざま情報をリアルタイムで処理しています。
このエンジンの状態は、OBD2というコネクター(国際規格)に、診断機を接続すれば、整備士の人とかが見ることができるようになっています。
■OBD2とは?
OBD2は各メーカーの枠を超えて、DTC(Data link coupler)と呼ばれる同じ形状・ピン配置の接続コネクターと、同じ故障コードを使い、故障発生時には同じように警告灯を点灯させる機能です。
16本のピンが配置されている、国際規格のコネクターが、運転席のダッシュボードの下に付けられ、そこに診断機のケーブルを接続して整備士が見れるようになっています。
■自分の車が、OBD2対応しているのか?
国際規格ですので、すべての車がobd2に対応しているわけではありません!
アメリカとかに輸出されたりした車は、だいたい適応しているといわれていますが、まず自分のマイカー、調べたい車種が、obd2に対応しているのか? をチェックしないと診断機も買えませんよね?
調べる方法は、下記のリンクの診断機メーカーのウェブサイトより、自分のマイカーのメーカーとかをチェックしますと、obd2なのか? 専用カプラーなのか? がわかります。
Gscan対応一覧表
■ELM327 OBD2 スキャンモニターを買う
自分の車が、運よくOBD2に対応している場合には、Amazonとかで、
「ELM327 OBD2」とかで検索して、ブルートゥースでスマートフォンとかに接続できるアダプターを買います。
ブルートゥースとは無線接続の規格の1つで、スマホとかには、ブルートゥース機能が付いています。(ノートPCの場合は、ブルートゥース機能がないものもあるので注意)
こんな感じのコネクター部分とブルートゥース機能部分のコンパクトな器械です。
■操作は簡単なの?
ここで紹介しているのは、
「OBD2コネクターにポンとその器械を挿し込むと、自動車から電源も供給され、ブルートゥースでスマホ・タブレット・ノートPCなどに接続ができ、専用のアプリを利用して、エンジンの状況をモニターに映す」
という器械の紹介をしています。スマホでWi-Fiに接続できる人とかであれば、基本操作は簡単にできると思います。
■バージョンに注意!
ELM327には、V1,5とか、V2,1とか小さく書かれていますが、バージョンの違いに注意します。
私のように20年も前の古い車とかの場合には、V1,5(バージョン1,5)でないと使えないみたいですよ。
■スマホ用アプリを入れる
Torque、OBD Info-san!、Car Gaugeなどいろいろなアプリがあります。
アプリのinfo-san!
日本語の無料アプリです。
スマホで、google playで、
検索キーワード ”OBD2” とでも入れると、たくさんリストが表示されます。
ひとそれぞれ、好みもあるかと思いますが、慣れる前の最初の段階は日本語が使える方が迷いにくいです。
アプリは、スマホに入れてしまえば、
後はOBD2にスキャンモニターを接続し、ブルートゥース接続すれば、スマホのアプリを開くと見れるようになります。
見たい項目というか、メニューをタップするだけですので、普通の主婦の人でも、操作できる感じです。
■どんなことができるの?
¥1,000も出すの? という人も世の中にはいらっしゃいますので、まず、どんな事が出来るようになるのか? という説明を一部書いておきますね。
★水温計
例えば、ラジエターの中の水温を表示させ、スマホのスクリーン・ショットで画像を保管しておきます。
ある時、水温がその基準よりかなり低くて、燃費が悪化していれば、「これはサーモスタットの故障でオーバークールを起こしている」と推測ができます。
★電圧を表示
スポーツカーや高級車には搭載されている電圧計ですが、実はコンパクトカーとかに元々新車で買った時から付いていなかったりします。
幹線道路や、街中の信号待ちとかで、「あれれ、電圧がいつもより下がっている。これはオルタネーターの故障で交換が必要ではないか?」と推測ができます。
どれが良いのかはじめはわからないので、日本語も使用できるOBD Info-san!の無料トライアル版がお勧めです。
”もしも、ELM327を買った後で、私の車ではつかえなかったら?” という問題も残りますので、まず無償版で試すのが基本となります。
<h2>★タコメーターを表示
コンパクトカーとかには、タコメーターが搭載されていない車両が存在します。
RECSの施工とかでも、「エンジン回転数を2,000回転でレーシングしてください」と説明があったりしますが、タコメーターが搭載されていないと、今どの回転数なのかわからないものです。
でも、ECUの持つ情報を表示させれば、済むのかもしれません。
★エラーを表示
自動車診断機という専用の機械が存在し、修理工場は1台15万円とか高いものを持っていたりします。
エラーを表示させて、修理の目安にするという使い方ですが、同じようにエラーが発生している箇所がわかれば、「次の車検前に買い換えた方が良くないか?」と家族で話し合うような事ができるのかもしれません。
★記録が楽ちん
車を新車で買ったとします。ドライブとかに出かけ、エンジンが充分に温まった状態とかでデーターを表示させ、スクリーンショットで画像を保管します。
後はエンジンが不調になったりした時とかに、
それらと現在のものとを比較すれば、「ここの数字がおかしい」と素人なりに分析できます。
スマホのスクリーンショットは、ONEDRIVEとかに自動アップロードする事ができ、ファイル名に日付と時間が自動で入るので、後で、「これいつ撮ったの?」と悩む事もありません。
★平均燃費
OBD2スキャンモニターをセットした後に、
スマートフォンの設定画面で、ブルートゥース接続をタップします。
いつも通勤で同じような道を走るという場合とか、「あれれ、平均燃費が落ちている。これはエンジンが汚れたからじゃないか」と、自分で気づく事ができるようになります。
わざわざガソリンを満タンにし、スマホの電卓でたたいて計算しなくても良いので、面倒くさがり屋さんでも大丈夫です。
★中古車の売買
中古車を買う場合、ご主人が試乗し、その際にセットする。奥さんが後部座席で、スマホのモニターだけ見て、客観的なデーターとしてエラーなどをチェックする。
誰かにマイカーを売る際に、ヤフオクとかで出品し、引き渡しの際に、「このようにエラー出ていませんよね?」と見せて引き渡す。
現実的には、”エラーの出ている車両” を中古車として何も告知せずに売っている業者も存在しますので、トラブル防止にも役立ちます。
★教えてグーで質問
マイカーをモニターし、何かおかしなところがあれば、教えてグー! にでも質問し、その際に、「この画像の場合、修理はなんぼくらい?」という質問もできます。
想像でどう説明すれば良いのか? を悩む必要もなくなり、「このエラーって修理はどこ?」みたいな具体的な質問になり、回答を得やすくなります。
(画像は、質問に添付できるような場合ですが)
★使い方は、十人十色
単純に修理工場に不調で修理に出し、「ここが悪い」といわれた時に、自分でスキャンし、「えっ、でもそこじゃないような・・・」と修理工場のミスに気付くかもしれません。
■実際に届いたOBD2スキャンモニター
2週間弱で中国から届いた
クッション封筒に、宛名は日本語の漢字で、それ以外が中国語と英語です。
商品パッケージ
とりあえず、袋に入っているので防水対策もそれなりでした。
取り出した写真
実物は、マッチ箱くらいで小さいです。
■OBD2スキャンモニターの接続の手順
本体をOBD2コネクターに挿す
ハンドルの右か? 左か? メーター類の下に手を入れると台形のコネクターがあり、そこに挿入する感じです。
見本は、LEDインジケーターが付いているので、パワーランプが点灯します。
接続できる機器をスマホがスキャンする
見本の場合は、1つしか接続できる機器の候補がないので、矢印の先をタップします。
次に、自動で「パスワード入力画面」へと進むのですが、「パスワードは0000か? 1234?のどちらかが多いです」とメッセージが出ました。
0000はダメでしたが、1234で接続できました。
ペアリング完了
本体とブルートゥース接続できた状態をペアリングと呼び、見本画像のように表示されます。
ペアリングしたOBD2という名前の右横に設定マークがあり、これをタップするとペアリング解除できます。
1度セットし、異常終了や、うまくいかず再度設定し直す前に、ペアリング解除した方がうまくいくことがあります。
ペアリング完了後に、インストールしているアプリを起動します。
★アプリの初期設定
ペアリング済みの機器を選択
矢印の先のブルートゥースで現在ペアリングしている機器をタップする。
OBD info-sunトライアル版
左下の設定を開く。
自動で表示されるのでタップするだけ
基本は、接続できていれば、自動で表示されるので、「これのデーターを読む」という感じでタップするだけ。
この設定をしないとダメみたい。
メーターパネルを開く
左の1番上のメーターパネルを開く。
エンジン始動前
エンジン始動前に接続してみたら、バッテリーだけ表示された。
エンジン始動後
エンジンを始動すると、バッテリーがオルタネーターの始動で増えた。
■車との相性あり!
私の場合は、どうも接続しても、バッテリーの数値のみしか読み取れないみたいです。
これは20年前の車なので、OBD2に適合できていないのかもしれません。
■スマホとの相性あり!
別のスマホで見た場合
私の車の場合、ソニー製Z3コンパクト(DoCoMoのSO-02G)という2014年冬モデルや、GALAXY Note 2(SC-02E)で接続すると、こんな感じで異常表示されました。
LGL22でみたら
auのLGL22でブルートゥース接続して見たら、バッテリーの数値は普通に表示されます。
■むずかしいかもしれない
Amazon経由で、わざわざ、バージョン1,5というものを購入したところ、中国からチャイナポストで発送され、到着まで時間がかかりました。
到着後、接続してみると、「バージョン1,5」とアプリで表示されたのですが、プロトコル設定をオートにして、見れるのはバッテリー数値のみという結果でした。
しかも、ドコモのスマホだとダメで、auのLGL22だと唯一見れるバッテリーの数値がきちんと表示されるというスマホの相性問題もあるようでした。
P,S,
後でわかった話になりますが、ELM327には、バージョン1,5となっていても、実際には、バージョン1,51となっていて、旧車などに使用しても接続できないようです。本物の入手方法を含め、後で追記してありますので、ぜひご覧ください。
■スキャンモニターの不良?
燃費博士のアプリ
燃費博士というアプリ(30日間無料)を入れて、ブルートゥース接続すると、「ATxxxコマンドを受け付けないので、クローン商品の可能性あります」と警告メッセージが表示されました。
どうもスキャンツールを中国が勝手にクローン商品として販売し、その中には正規コマンドを受け付けない仕様の粗悪品が混じっているような内容でした。
■30プリウスで試した場合
30プリウス
前回試したのは、平成7年式の車でしたので、今回は比較的最近の自動車となる30プリウスで試してみました。
OBD info-sun (アプリ)
トライアル版をスマホに入れます。
起動すると、下のメニューに”設定” というものがあるので、それをタップ。
プロトコル設定
まず、1番上の”オート接続” をタップし、オンにしておきます。
次に、”プロトコル設定” をタップしますと、ラジオボタンから選択できます。
プロトコル設定
トヨタ30プリウスの場合、ISO 9141-2 を選択。
次に最初のメニューに戻り、メーターをタップする。
水温系などが表示
接続できたみたいで、水温系などが表示されました。
★アプリ使用での注意点
アプリ使用中に、プロトコル設定などを変更しますと、それは記憶されるみたいです。
次に、スマホのアプリを終了させるとか、スマホを再起動させると、接続がうまくいく傾向にあるみたいです。
■ELM327 Ver.1,5本物入手するとどうなるの?
ELM327のバージョン1,5の本物
Amazonで、ELM327のバージョン1,5の本物というレビューが多いのを実際に買ってみました。
ELM327スキャンツールをネット通販などで買い、バージョン1,5と表示されるもので旧車に使用するとデーターが見れない場合があり、それはバージョン1,51になるみたいです。
そこで実際に、本物のバージョン1,5というELM327をAmazonで買ってみたところ、旧車でも接続できましたので、驚きました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます