奥多摩・棒ノ折山、新緑の山歩き。
棒ノ折山では沢歩きが出来ると聞いていたので、以前から行こう行こうと思っていたのですが、白谷沢に行くには北側から回り込まねばならず、なかなか実現しませんでした。
奥多摩の山は春爛漫でした。
広々とした山頂からは奥秩父の山を始め、関東の山々が見渡せました。
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圏央道の狭山日高ICから国道と県道使い飯能を経由して人造湖の名栗湖へ。名栗湖に到着したら、左折して釣り客の多い有間ダムの湖畔を抜けて林道へ入ります。ちなみにこの林道は、21時から朝6時までは時間規制があり、通行出来ない様です。そして、有間ダムの施設を越えて左に曲がった入江の奥に短い橋があり、その袂に登山口があります。
この名栗湖の下にさわらびの湯があり、ガイドブックなどにも駐車スペースとして書かれていますが、林道を少し進むと名栗湖の施設があり、その付近と登山口の先ににも駐車スペースがあります。
登山口を過ぎたところに一番近い駐車場があります。6-7台のスペースがあります。写真の奥の橋の手前が登山口です。下山した頃にはこの登山口の手前の林道の脇に路駐している車がたくさんありました。
なんとかギリギリで一番近い駐車場に止める事が出来ました。
登山口はちょうど奥まった入江の奥にあります。
林道の橋を過ぎたところに白谷沢登山口があります。入口には白谷の泉という水場があり水を汲む事ができます。今日はコースが短かったのでそのまま通過してしまいました。
いつもの通り、取り付きは杉林の急登から始まります。
最初は沢から少し離れたかなり高い位置を登っていきます。
岩の多いところを更に登っていきます。
下に藤懸の滝が見えて、滝を過ぎると沢と高さが合って来ます。
滝を過ぎると渡渉!?開始です。ここから何度となく沢を渡り返します。
最近、雨が降っていないのでこんな感じですが、雨が降った後は注意して下さい。
小さな支流も越えます。
岩場をズンズン登って行くと
とうとう例の『あれ』が見えて来ました。
『ゴルジュ』です。
岩と岩の間を入っていきます。
天狗の滝です。とは書いたものの自信がありません。
ゴルジュ中腹の岩場にさしかかります。
奥から見下ろすとこんな感じです。
更に岩の多い道を奥へ進んで行くと、
時には水の中も進みます。
第二ゴルジュが現れます。
一組の老夫婦が先を行っています。
ゴルジュの奥にクサリ場が見えてきました。
かなり急な石段ですが、登りはつかまらなくても登れないというわけではありませんが、下りはつかまった方がいいですね。
岩場が長いので、クサリも結構長く伸びています。
第二ゴルジュを上から見たところです。この辺りは雨の後、水かさが増したときには本当の渡渉になりそうな感じです。
白孔雀の滝です。
今度は短いロープ場です。高さがあり取付きにくいのでロープを使用した方がいいですね。他アプローチからもロープ無しで登れます。
ロープ場を過ぎると沢歩きもおしまいとなります。
怖いこと言うな! 突然の『マムシに注意』の標が現れます。
そして、木の階段が現れると林道間近です。
林道に上ると斜め向かいに東屋のある休憩所があります。
東屋の向こう側に登山道の続きがあります。
後半戦はさわやかな取付きから始まりますが、この後以外に急登となります。
土留めした巻き道を通過します。
この時期、土留めの脇にかたくりの花が点在しています。
岩茸石に到着。奥が岩茸石です。
ここでようやく尾根に取付きますが、結構な急登です。
関東ふれあいの道、山頂まであと1kmの石標です。
登りにくい急登の木の段を上りきると
ベンチがあります。この辺りは結構厳しいです。
木の階段ですが、とても歩きにくいです。
歩きにくい木の階段が終わるとそこは権次入峠(ごんじりとうげ)です。
杉林と落葉樹の境を歩きます。
尾根を通過すると、
間伐中の文字が。迂回しろとの指示がありました。実際、近くでチェーンソーの大きな轟音とともに間伐をしています。
迂回と言っても脇道を登るだけです。
間伐地帯を登り切るとようやく山頂です。
棒ノ折山の山頂は東屋、ベンチ、標柱が3つあり、広々しています。
右が武甲山、左が大持山です。秩父を代表する山々が見えました。
幾重にも重なる山々がずかすがしいです。 特に北側の展望がいいですね。
奥秩父側てす。
桜の開花はもうすぐの様です。
さすが棒の折れ!?山です。標柱が倒れていました。風が吹いて倒れたか誰かがぶら下がって抜いた様な感じでした。
今日は夕方から歯医者へ行くので、水分を補給したら、早速、下山を開始します。
上から降りてくると、林道脇にある東屋は沢を登り切って一休みしている人で一杯でした。
第二ゴルジュ到着。
渡渉中です。 今日は水に濡れずに済みました。
第一ゴルジュ到着。まだまだ、10時くらいなのでぞくぞくと登山者が上がって来ます。
ご覧のとおり、右手の林道にはたくさんの車が路駐していました。
春の沢歩きでした。
もちろん、さわらびの湯に浸かってから帰りました。
登頂日:2013年4月14日 形態:日帰り メンバー: 単独 天候: 快晴 標高:969m
標高差約600m 距離: 約5.0-6.0km コースタイム: 2時間50分(コミコミタイム)
コース: 名栗湖畔→岩茸石→権次入峠→棒ノ折山(下山も同一ピストン)