幌尻山荘に到着。
昨日泊まっていた登山客の姿も既になく、渡渉の時と違ってすごく静かでゆったりとした朝の時間が流れています。
アタックザックに必要なものを詰め込み、背負ってきたザックを置いていきます。濡れた靴下とシューズを履き替え、朝ごはんを詰め込みそうそうにスタートします。仮ゲートをスタートしてから既に4時間が経過しています。一応、アタックザックにもベアベルも付けてますよ。
スタートの取り付き部分は こんな感じです。結構、急登ですね。
明るい針葉樹系、トドマツの林の中を登って行きます。
だんだんとダケカンバがふえてきます。
何かの頂上が見えてきますが、これは稜線上のピークです。
北戸蔦別山、戸蔦別山が見えてきます。
このピークを目指して進みます。
水場、命の水です。ここから踏み跡をたどったところに湧き水があるらしい。涸れないのかな?
北戸蔦別岳です。ここも縦走が出来ますよ。
命の水を過ぎた頃より低背のハイマツなどが増えてきて視界が広がってきます。
次は右側のピークを目指して稜線上を進みます。
上から見ても結構、急斜面を上がって来ていますね。
カールを抱いた幌尻岳です。回り込んで山頂を目指します。
花の種類が多いですね。
幌尻岳山頂が望遠で寄れる様になりました。
サツキ、ツツジ系でしょうか?
中腹の山道にはお花畑が広がっていますよ。
この頃より高層の雲が多くなって来ました。
色とりどりのお花畑の脇を通過します。
いくつものピークを越えてきます。
山頂が近づいてきました。山頂に人がたくさんいるもの確認出来ます。
あと一息です。
幌尻岳登頂! 第92座目頂きました。
団体客がいましたが、すぐに降りてきました。結局、また誰もいません。北海道の山の山頂にはあまり人がいませんね。
また、この稜線を下っていきます。時間があるのなら七つ沼を見ながら戸蔦別岳を経由して幌尻山荘に下りたいですね。
いろいろな花が咲いてます。
振内コースと新冠コースの分岐です。
風車の様です。
この後、幌尻山荘に到着、ザックを換えて渡渉準備をします。この頃には既にたくさん登山客が上がって来ていて幌尻山荘は賑わっています。
登山客数名と言葉を交わします。昨日、とよぬかで話をした方とも話しました。『やっぱり幌尻山荘には泊まりたくないので、今から降りてシャトルバス乗り場のビバーク小屋に泊まります』と話すと『へぇー、今から降りるの?確かに幌尻山荘はいっぱいだからそっちの方が環境がいいかもね。』これから渡渉と林道歩きで4時間以上かかります。
渡渉中は幌尻山荘に泊まる為に上がってくるグループとすれ違います。渡渉も終わり、林道歩きを開始すると物凄いアブの大群に襲われます。物凄い数でブンブンと周りを飛び回り、隙があれば『チクッ』と刺します。ウザイので足を止める事は出来ません。凄し! 渡渉の後、休憩も出来ずに約2時間歩き続ける事となります。(前篇の答えです)
ようやくシャトルバス乗り場に到着しました。アブを振り切り待合所に飛び込みます。本当ですよ。
仮ゲート、シャトルバス待合所に到着しました。 普通の広場に待合所、ビバーク小屋、トイレがあります。
シャトルバス待合所、ビバーク小屋です。
今日の幌尻山荘も満員だし、明日の天候もわからないので水量の少ない今日中に渡渉しておきたかったこともあり、ビバーク小屋ある仮ゲートまでに降りてきました。
既に本日のバスはないので今日はここに宿泊します。どうせバスに乗ったとしてもレンタカーでの車中となるので、今日はここでゆっくりして行こうと思います。小屋は約8-10畳ほどの広さで、中は薄手の化繊のカーペットが敷かれていて綺麗です。今日はこの小屋を独り占めです。ここなら一人で広くぐっすり寝られるでしょう。
もし、とよぬかまで当日の日帰りをしたいのであれば、写真はほとほどに先を急いでくださいね。2011年8月現在、第一ゲート発とよぬか山荘行きの最終バスは17時なので、正味13時間で林道歩き、渡渉、登山、食事をして戻ってこなければなりません。お主は急いでなくて14時間かかっていますので何とかなると思います。ただし、本日レベルの水量であればですが。。。
この後、ビバーク小屋に入った後、雨が降り出しました。ゆっくりご飯を食べ、朝までぐっすり寝ることが出来ました。 翌日の4時のバスでとよぬかへ戻りました。
日高の山の中から日高の海へ出て来ました。
このあたりはサラブレッドの牧場だらけです。
海霧が出て来ました。
襟裳岬に到着しました。
アザラシで有名らしいのですが、結局、海霧が晴れる事はありませんでした。
海霧が切れた束の間の風景です。
街中もこんな感じです。
この後、日帰り温泉・とねっこの湯に入って、苫小牧、新千歳を目指します。明日は後方羊蹄山です。
2011,08,05北海道・幌尻岳 - 前半・渡渉編 -はこちら
http://blog.goo.ne.jp/tis0728/d/20110919
登頂日:2011年8月5日 形態:日帰り メンバー: 単独 天候: 晴れ 標高:2,052m
標高差:1,552m コースタイム: 14時間13分(全てコミコミタイム)
コース: 第一ゲート→取水施設→幌尻山荘→幌尻岳(下山も同一ピストン)
北海道百名山登山第五座目
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