最近、ラジヘリで空撮を行っている、言わばプロの会社や個人から、機体を含めた色々な
マテリアルに付いて、相談を受ける事が多くなった。
結構、皆さん色々な事で悩んだ挙句に、弊社に駆け込んで来る様だ。
さしずめ、○○の駆け込み寺・・・の様相を呈している。
その内容は、部品の耐久性が無いので、改善して欲しい・・・とか、部品の精度が悪いので、
どうにかして欲しい・・・とかが多い。
空撮を行う為に、市販のラジコンヘリを業務用に転用して使用する場合には、そのまま使用する事
自体に、無理が有ると思う。
スペースの問題から、本来の使用基準を満たさない様な、部品の使い方も随所で見られる。
そこには、耐久性と言う概念はあまりないのだと思われる。模型は、あくまでも模型なのである。
それを販売しているメーカーサイドでも、業務用に転用しないで欲しいと言っている。
この理由は何と言っても、業務に使用した時の機体の耐久性にある。
現在は模型用のヘリでも、黎明期の頃と比較して格段に進歩しており、その性能は目を見張るモノがある。
一見、直ぐにでも業務用にコンバート出来そうな感じである・・・しかし・・・である。
業務に使用した時に、その性能は、長続きしないのである・・・(´;ω;`)
我々が、業務用のヘリに求めている事を、わかり易く表現する為に、車に例えて話をしてみたいと思う。
それは、F1マシンとトラックの違いに、よく似ている様に思う。
F1マシンは、スピード・コーナーリング・制動力のどれをとってみても、全ての自動車の中で、
突出した性能を誇っている。
しかし、荷物を積んだり、延々と何万キロも走ったり出来ないのである。
スーパーソフトなんてタイヤは、10キロ程度でダメになる。
まあ・・走っているスピードが桁違いに違うのだから当然と言えば当然で、比べることすらナンセンス
なのだが・・・(*´∀`*)
片やトラックである。
荷物を積んで長距離を走ったり、砂利や土砂を積んだりして、ノロノロ走る。
それは、時として邪魔に感じる時もある。
しかし、その場合は、大抵過積載である。
それは運転手のモラルの問題で、幾らトラックでも、積載重量を守っていれば、普通は法定速度で走れる。
利益最優先で、人の迷惑は顧みないと言う事だろうか・・・??
4トン以上のトラックの場合、そんな使い方をしても、耐久性は他の車と比較して群を抜いている。
そもそもメーカーでは、トラックを設計する場合に、積載重量の倍の重量を載せても、普通に制動したり、
走ったり出来るようにしている。
その目的は、耐久性を確保する為である。
しかし、そんな車でも、過積載を繰り返し、整備を怠れば、立派にタイヤも外れて・・・・結果、事故になる。
少し話がそれたが、我々が求めているのは、F1の性能などではない。
求めているのは、トラックの様な性格なのである。
但し、決定的に違うのは、トラックは故障しても路上に停止する事が出来る。
片や業務用のラジヘリは、故障すれば墜落し二次被害を生じる可能性がある事である。
トラックだって危険な場合も勿論あるが、いきなり故障したからと言って、何処かに落ちる事は、
まず無いのである。
話を、元に戻す。
思うがままに書いているので、度々脱線して気が付けば・・・変な方向に行っている。
悪い癖である(´;ω;`)
そんな訳で、業務に使用する場合には、耐久性を持たせた機体を使用し、常にメンテナンスを怠らず・・・が、
大原則なのである。
又、機体に少しでも不安要素がある場合は、業務には使用しない・・・と、言うのも大原則である。
しかし、そんな場合でも、そのまま飛ばしてしまい、事故に発展するケースが多いと・・・聞いている。
恐らく、人が乗らないから、その様なヘリでも安易に飛ばしてしまい、結果事故に発展しているのだろう。
このヘリにだったら、自分が乗ってみたい・・・と、思えるレベルのヘリを使って欲しいのである。
もしも、自分が乗るとしたら、九分九里、決して調子が悪いヘリには乗らないだろうし、
そんな事は勘弁して欲しい・・・と、誰でも思うハズである・・・自殺願望でもない限りは・・・多分。
安易に、自信を持てない様なラジヘリを使用しては、いけないし、運用方法を少し考えて見て欲しいのである。
ある時クラブの飛行場で、3Dフライトをしていたクラブ員のヘリから異音がしていた。
そこで危険なので、部品を替えて整備する様に忠告した。
その彼の返事は、そんな音してる?何時もと変わりないし、ずっと調子良く飛んでいる・・と言う。
暫くして、その彼が又フライトを開始した。すると・・2分も立たない内に飛行を中止して駐機場に戻って来た。
その彼が、私の所へバツの悪そうな顔をしてやって来て・・こう言った。
先程指摘された所が、破断した。どうしてそんな事が判ったのか・・・と。
彼もプロの整備士なので、そのへんの事が不思議だったのだろう。
今回は、趣味で飛ばしていた時のトラブルではあるが、例え一見調子良さそうに飛んでいるヘリでも、
常に五感を働かせて、機体を注意深く観察する事が重要なのである。
今回も、ある空撮会社から整備依頼があり、機体を預かった。
その機体を見た時、少し・・・・(゜д゜)(。_。)・・・と思った。
整備を始めると、色々な問題が有った。
聞けば・・・トラブル続きで、上手く飛ばないので、暫く使用していなかったのだと言う。
当初、電話の内容から、業務の合間を見ながらでも、2週間もあれば整備が完了するかと、
少々甘く考えていた。
しかし、現実は違った・・・・そんなに甘くは、なかったのである。
業務の合間を縫って、G君と機体を整備した。
整備した・・・と、言うか・・・製作した・・・二人とも疲れてヘロヘロになった(; ̄д ̄)
そんな訳で、苦労をして仕上げたヘリには、もはや愛着すら感じる様になっていた。
そのヘリを昨日、泥縄でフライト調整をして納めた。
調整フライトが終了した頃には、辺は暗闇に・・・
今回は、週末の天候不良や急な整備の追加等があり、時間的にかなり厳しかったが、納期を守る為に、
出来るだけの事をする。
勿論、納期を守る為に手を抜いて、帳尻を合わせる様な事は出来ないし、しない。
請け負った以上、トコトンやる・・・それが、弊社のポリシーである。
苦労して仕上げたそのヘリが、運ばれて帰って行くのを2人して見送った・・・・大事に使って欲しいと・・・
祈るような気持ちである。
多分、娘を嫁に出す時もこんな気持ちに・・・ヤダナ~
マテリアルに付いて、相談を受ける事が多くなった。
結構、皆さん色々な事で悩んだ挙句に、弊社に駆け込んで来る様だ。
さしずめ、○○の駆け込み寺・・・の様相を呈している。
その内容は、部品の耐久性が無いので、改善して欲しい・・・とか、部品の精度が悪いので、
どうにかして欲しい・・・とかが多い。
空撮を行う為に、市販のラジコンヘリを業務用に転用して使用する場合には、そのまま使用する事
自体に、無理が有ると思う。
スペースの問題から、本来の使用基準を満たさない様な、部品の使い方も随所で見られる。
そこには、耐久性と言う概念はあまりないのだと思われる。模型は、あくまでも模型なのである。
それを販売しているメーカーサイドでも、業務用に転用しないで欲しいと言っている。
この理由は何と言っても、業務に使用した時の機体の耐久性にある。
現在は模型用のヘリでも、黎明期の頃と比較して格段に進歩しており、その性能は目を見張るモノがある。
一見、直ぐにでも業務用にコンバート出来そうな感じである・・・しかし・・・である。
業務に使用した時に、その性能は、長続きしないのである・・・(´;ω;`)
我々が、業務用のヘリに求めている事を、わかり易く表現する為に、車に例えて話をしてみたいと思う。
それは、F1マシンとトラックの違いに、よく似ている様に思う。
F1マシンは、スピード・コーナーリング・制動力のどれをとってみても、全ての自動車の中で、
突出した性能を誇っている。
しかし、荷物を積んだり、延々と何万キロも走ったり出来ないのである。
スーパーソフトなんてタイヤは、10キロ程度でダメになる。
まあ・・走っているスピードが桁違いに違うのだから当然と言えば当然で、比べることすらナンセンス
なのだが・・・(*´∀`*)
片やトラックである。
荷物を積んで長距離を走ったり、砂利や土砂を積んだりして、ノロノロ走る。
それは、時として邪魔に感じる時もある。
しかし、その場合は、大抵過積載である。
それは運転手のモラルの問題で、幾らトラックでも、積載重量を守っていれば、普通は法定速度で走れる。
利益最優先で、人の迷惑は顧みないと言う事だろうか・・・??
4トン以上のトラックの場合、そんな使い方をしても、耐久性は他の車と比較して群を抜いている。
そもそもメーカーでは、トラックを設計する場合に、積載重量の倍の重量を載せても、普通に制動したり、
走ったり出来るようにしている。
その目的は、耐久性を確保する為である。
しかし、そんな車でも、過積載を繰り返し、整備を怠れば、立派にタイヤも外れて・・・・結果、事故になる。
少し話がそれたが、我々が求めているのは、F1の性能などではない。
求めているのは、トラックの様な性格なのである。
但し、決定的に違うのは、トラックは故障しても路上に停止する事が出来る。
片や業務用のラジヘリは、故障すれば墜落し二次被害を生じる可能性がある事である。
トラックだって危険な場合も勿論あるが、いきなり故障したからと言って、何処かに落ちる事は、
まず無いのである。
話を、元に戻す。
思うがままに書いているので、度々脱線して気が付けば・・・変な方向に行っている。
悪い癖である(´;ω;`)
そんな訳で、業務に使用する場合には、耐久性を持たせた機体を使用し、常にメンテナンスを怠らず・・・が、
大原則なのである。
又、機体に少しでも不安要素がある場合は、業務には使用しない・・・と、言うのも大原則である。
しかし、そんな場合でも、そのまま飛ばしてしまい、事故に発展するケースが多いと・・・聞いている。
恐らく、人が乗らないから、その様なヘリでも安易に飛ばしてしまい、結果事故に発展しているのだろう。
このヘリにだったら、自分が乗ってみたい・・・と、思えるレベルのヘリを使って欲しいのである。
もしも、自分が乗るとしたら、九分九里、決して調子が悪いヘリには乗らないだろうし、
そんな事は勘弁して欲しい・・・と、誰でも思うハズである・・・自殺願望でもない限りは・・・多分。
安易に、自信を持てない様なラジヘリを使用しては、いけないし、運用方法を少し考えて見て欲しいのである。
ある時クラブの飛行場で、3Dフライトをしていたクラブ員のヘリから異音がしていた。
そこで危険なので、部品を替えて整備する様に忠告した。
その彼の返事は、そんな音してる?何時もと変わりないし、ずっと調子良く飛んでいる・・と言う。
暫くして、その彼が又フライトを開始した。すると・・2分も立たない内に飛行を中止して駐機場に戻って来た。
その彼が、私の所へバツの悪そうな顔をしてやって来て・・こう言った。
先程指摘された所が、破断した。どうしてそんな事が判ったのか・・・と。
彼もプロの整備士なので、そのへんの事が不思議だったのだろう。
今回は、趣味で飛ばしていた時のトラブルではあるが、例え一見調子良さそうに飛んでいるヘリでも、
常に五感を働かせて、機体を注意深く観察する事が重要なのである。
今回も、ある空撮会社から整備依頼があり、機体を預かった。
その機体を見た時、少し・・・・(゜д゜)(。_。)・・・と思った。
整備を始めると、色々な問題が有った。
聞けば・・・トラブル続きで、上手く飛ばないので、暫く使用していなかったのだと言う。
当初、電話の内容から、業務の合間を見ながらでも、2週間もあれば整備が完了するかと、
少々甘く考えていた。
しかし、現実は違った・・・・そんなに甘くは、なかったのである。
業務の合間を縫って、G君と機体を整備した。
整備した・・・と、言うか・・・製作した・・・二人とも疲れてヘロヘロになった(; ̄д ̄)
そんな訳で、苦労をして仕上げたヘリには、もはや愛着すら感じる様になっていた。
そのヘリを昨日、泥縄でフライト調整をして納めた。
調整フライトが終了した頃には、辺は暗闇に・・・
今回は、週末の天候不良や急な整備の追加等があり、時間的にかなり厳しかったが、納期を守る為に、
出来るだけの事をする。
勿論、納期を守る為に手を抜いて、帳尻を合わせる様な事は出来ないし、しない。
請け負った以上、トコトンやる・・・それが、弊社のポリシーである。
苦労して仕上げたそのヘリが、運ばれて帰って行くのを2人して見送った・・・・大事に使って欲しいと・・・
祈るような気持ちである。
多分、娘を嫁に出す時もこんな気持ちに・・・ヤダナ~
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