今週、予定されていたピアノコンサートが、都内での緊急事態宣言発令が予測された段階で中止となり、知人が数人出るためとても残念に思っていたのですが、主催者がオンラインでの開催に切り替えたため、演奏を聴くことができました。
コンサートはプロのピアニストやピアノの先生方10名ほどで行われ、それぞれご自宅や自身のスタジオ等のピアノの横にカメラを設置し、順番に映像を切り替えながら進められました。
鍵盤が近く、素晴らしい演奏を間近で聴くことができ、自宅に居ながら楽しい時間を過ごすことができました。
曲目は、ファリャ、アルベニス、グラナドス、モンポウ等のスペインの作曲家やヴィラ・ロボス等ブラジルの作曲家等のピアノ曲作品から一人1〜2曲。
オンラインコンサート開催という形になったものの、それでも視聴者としては、素晴らしい演奏を聴けたことに満足したのですが、演奏者の方の気持ちはそうではなさそうです。
やはりコンサートホールは広く、音響が良いですし、客席からの視線や空気、緊張感を感じられます。演奏者の方たちは、ステージで演奏することを目指して昨秋から半年かけて練習してきたわけですから、直前の中止は想像以上に悔しいはずです。
オンラインでのコンサートは、演奏の様子がリアルタイムで届き、視聴者はその時間や感動を共有することはできますが、拍手は演奏者に届きません。
本当の意味での"コンサート"ではないと感じました。
オンラインコンサートは、演奏が終わって画像がプツッと消えると、一瞬淋しい気持ちになります。😢
