先日のスペイン人ヴァイオリニストの演奏曲目に、サラサーテのツィゴイネルワイゼンがありましたが、ツィゴイネルワイゼンの曲を知っている人は多いと思いますが、曲名の意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。
私も、スペイン語のプログラムを見て、初めて知りました。
ツィゴイネルワイゼン(Zigeunerweisen)はドイツ語名ですが、スペイン人であるサラサーテが名付けた曲名は、スペイン語で ”Aires Gitanos"。
意味は「ジプシーの旋律」です。
スペイン語でGitanoはヒターノと読み、フラメンコ・ジプシーのことを指しますが、曲中にフラメンコ音楽の要素は全く入っていません。 ハンガリー民謡が含まれていることから、ハンガリーやルーマニア等にいたロマ族のジプシーを差すのだろうと思います。
日本で、ドイツ語名で呼ばれるようになったのは、古くからドイツがクラシック音楽の発信地だということからでしょう。
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