読売日本交響楽団の招聘で来日した
スペインのヴァイオリニスト Ana María Valderrama(アナ・マリア・バルデラマ)と
ピアニスト Luis del Valle (ルイス・デル・バジェ)の公演が、
セルバンテス文化センターで行われました。
(セルバンテス文化センターは、スペイン国営の文化センターで、スペインやスペイン語圏の文化や芸術事業を紹介するイベントを企画していて、イベントによっては、無料で参加できます。)
読響に招かれる若手ソリストというのは、世界で注目されている演奏家が選ばれているようなのですが、日本に招かれる時はほぼ無名です。 然し、後々世界的に有名になり、日本で演奏を聴く機会が珍しくなるような、将来性のある演奏家ばかりです。
8/24に東京芸術劇場でメンデルスゾーンのコンチェルトホ短調No.64を演奏したようですが、残念ながら行けませんでした。
バルデラマのプロフィールはというと、パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリンコンクールで2011年に1位を獲得し、スペインを代表するバイオリニストとして世界的に活躍しています。これまでにズービン・メータ、ヘスス・ロペス=コボス、ペーター・チャバ他著名指揮者のもと演奏をしてきました。
今日演奏した曲目は、
・バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調・BWV1001
・フランク: ヴァイオリンソナタイ長調
・サラサーテ: スペイン舞曲集 Op.22第1番 アンダルシアのロマンス
・サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン
アンコールは、ファリャのスペイン民謡から1曲
バッハのソナタですが、どうしてこれほどまで美しい音色が出せるのか、CDなどの演奏では感じ取れない、バルデラマの出す美しい響きに心底感動しました。
ヴァイオリンはイタリア製のようでしたが、後で彼女に聞いたら、現代ヴァイオリンだということ。製作者の名前を言われたのですが、よく聞き取れませんでした。
ブラームスとフランクのCDが出ていますが、こちらは録音の元になっているフランクのソナタの演奏ビデオです。。
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