10/18から始まるファイナルステージに進む12名のコンテスタント達。
通常より2名多いですね。
年齢層は、下は17歳が3人から上は29歳と幅広く、コンサートやコンクール受賞等の経験はさまざま。才能豊かな人ばかりですし、超個性的な人でも通るような審査でしたので、ファイナルステージはおもしろい展開になりそうです。
今まで日本人ピアニストをいっぱい応援して投稿してきましたが、他国10名のピアニストについて考察していきたいと思います。
私が注目しているピアニスト達です。
・Mr. Alexander Gadjiev (アレクサンダー・ガジェブ)/ イタリア
1次予選の時に、白髪交じり、あごひげを伸ばして出てきたので、誰??と思っていたのですが、3次予選でようやく思い出しました。
ガジェブさん、27歳。2015年の浜松国際ピアノコンクールで優勝した方です。予備予選免除者に入っておらず、風貌も変わっていたので、視聴をスルーしていました。カワイのピアノを使用していましたので、気付いた方もいるかもしれませんね。
ガジェブさんは今年7月のシドニー国際ピアノコンクールでも優勝し、9月に東京でリサイタルをしていて、国内外の有名オーケストラとの共演も数々経験ありの強者です。
音楽を物語るように奏で、エレガントです。時にショパンに問いかけてるのかと思うようにも聴こえてきます。この方のコンチェルト2番はとても楽しみです。
・Martfín García García (マルティン・ガルシア・ガルシア)/ スペイン
1次予選で初めて演奏を聴きましたが、人とは違う何か異彩な雰囲気を放っています。何よりも、自分が奏でる音楽に陶酔し、音楽を全身で感じ取り鍵盤に表現しているのが、わかりやすいです。
それは、よく揺れる首や体、顔の表情、演奏しながら歌っているか何かを言っていたり、時には、口を開けて天を仰ぐ仕草をしているからです。見ていてとても楽しいピアニストです。どなたかのブログで、鼻歌がマイクを通して聴こえてきたと書かれていました。(笑)
1次予選の時には、この人大丈夫かと思っていましたが、あれよあれよとファイナルに進みました。1次は巻き毛をぼさっとさせて表情がわかりにくい髪型でしたが、2次で後ろに髪を流して顔が表れます。3次では髪は更にアップにしてビシッと決めてきました。
今年の夏の米国・クリーブランド国際ピアノコンクールで優勝したばかりです。24歳、これからが楽しみです。
・Mr. Kamil Pacholec (カミル・パホレツ)/ ポーランド
ポーランドのパデレフスキ国際コンクール第2位、同国内のショパンコンクールで優勝経験あり、ポーランド期待の実力派ピアニストです。
最初、同じポーランドのシモン・ネ―リングを推していたのですが、ファイナルからはずれてしまいましたね。
22歳。演奏は渋め、繊細な印象を受けます。3次で弾いたソナタは、いつまでも聴いていたいと思うような美しさでした。
次の方は、情報があまりないのですが、演奏を聴いて気になっています。
・Mr. Jakub Kuszlik (ヤクブ・クシュリク)/ ポーランド
24歳。マズルカは心地よいテンポにリズム感、ソナタは深みがあり温かみのある演奏をします。ポーランド・パデレフスキ国際ピアノコンクール第2位。
各国での演奏経験あり、来日演奏経験もあります。
いつも投稿が長くなるので、このへんで…
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