St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

頭に響く諏訪湖の風景-(Roxy-jazz-like)

2009-04-15 23:00:34 | Weblog
 ロキシーのジャズが頭の中で鳴りながらこれを書いている。

 きっと、岡谷ジャスコ隣の今は美容院のクラブで昔、アマチュアジャズの生演奏を聞いたことの想い出だろう。
 今の諏訪は知らない。もう何年も行ってないから。
だから何処か空想の街だと思って貰いたい。

 諏訪には国道が踏み切りとぶつかる。2ヶ所なんだそう。
それに依って、その近辺の鉄道が、まるで市電の様だ。日常まで電車から見える。
茅野-岡谷線。袋から渋谷。
果てしない程長い航程、バスだってある。
約3ヶ所で通勤にぶつかる。満員になっては、掃ける。

兎に角、3本の道がある。
上川線・国道(何号かは忘れた、幸運なら2号だろう)・路地。
上川はまるでコースターだ。
明菜のデビュー前のDVD、デズニーロケ。あんな様を想像しながら、通勤するのは、殊に助手席の犬のように座ると、とてもアイドルだ…、しかもデリケートの。
そして終点は、原田泰治記念館。アンリルソーの絵、伊賀良、何と言っても祖母の背中。

そこから大きく右に湾曲。
湖岸通りって奴。…。なんとかクリーク。沿って。
ヨットハーバー、林立するホテル。何故か白のイメージだ。
信大湖底環境研究所。まるで、送電施設。
ここら辺りで、小さな名も知れぬ川が注ぐ。葦も繁る。…パルプ工場だった所。
遥かに大きい赤十字の病院。
環境調査-諏訪の湖底の泥。潜む金箔。「砂金が採れるらしい。」囁かれた。

「座って良い所」。駄洒落。ベンチに落書き。インクが滲む。雨に濡れて。湖も雨に濡れて。釣り人が独り立ち尽くして。
…まんま。
花梨、山口、花子、太郎、一の。沿線。走る人。並木のように木々が並ぶ。道は大分混雑して来た。

カーブにある教会。カトリックの。幼稚園も。逆上がり。響く園児の声。隣接する研修所。中電だったか、JRだったか。
向いに広がる駐車場。平行斜めに停まる車。
ワカサギ、っぽく。「今日の漁はどうだった。」
検討し合って。細いウオ。シガナイ慎ましい釣り竿。
「天婦羅が美味しいって?」

湖と空と温泉と。淡々の自然に展開する直線コース。観光地。その風景。
絹織物の片倉館。市美術館。そして再び、ホテル、瀟洒な。
こんな風景に馬車が走っていたら、…と思った。
ツツツっと走る…。黒い小さなポニーの引く、ささやかな軽馬車。湖畔限定。円筒の帽子。女の車掌さん。

NHKニュースで、さっき見た映像。河馬のような可愛らしい風景。
生き物が入浴する様に自然に湖底に入る。…っとバス。乗合の。観光の。
馬車は湖畔だけだったぜ。。。走ったの、ええええ。
それに白鳥だったのでは、王子様の。湖上走行は。
路線バスが、湖に消える。

親子白鳥丸。フェリー。
「間もなく出発になります。親子桟橋までおいで下さい。」濁声のアナウス。
曇った諏訪湖に良く似合う。冬の風景。北欧。金の造形のモニュメント。スイスに喩えられたっけ?
縦割りのアポロニュスの円錐体。銀に反射して。
「きっと、女神を忘れて来たんだぜ。」
御諏訪太鼓の小口大八。湖畔に夕陽に響く和太鼓。
花火。初島。
縫い取られる様に。ナイアガラ、湖上の。
半円形。スターマイン、水上の。
灯篭の灯り。楚々と湖へ。シンセサイザー。
女神が立った。

紅谷。
「二十何階の非常階段で爪を切る。」「聳えるホテルに泊まる。」
頭の中、明菜に響くのが変った。
ここいらが、退く切れ目かも。
孤独。永遠の。紅、口紅。口、明菜の。
でも時代は終った。…きっと僕も・・。

河馬のように生きるって?