昨日の 『吉熊新聞』の記事によりますと 熊野市 木本町(きのもと)にある 駄菓子屋さん の 『やまと』さんが今年いっぱいで閉店するそうです。
町内の児童数の減少もあり、店主の“やまとのおじさん”も80歳になられるそうです。
『50年(半世紀)の歴史に幕』と記事にはありました。
本当にお疲れ様でした。
木本町出身者なら誰でもかよった事があるなつかしの思い出深い名店です。
駄菓子の他にアメやガムやくじ引きを引いたり、なにかしらの『ルール』があってそれにのっとって子供たちが計算しながら買い物したものです。
今にして思えば、“あの駄菓子屋さん”という空間の中には、あやしくて、楽しくて、よくわからないものがたくさんありました。
『これを買って残りいくらやから、これかって・・・残り10円はくじつにの十円のガムで・・・。』とか、子供ながらに考えながら買ってましたよね。
お菓子以外には『昆虫セット』なんてものもありましたし、あと銀弾鉄砲(ギンダマデッポウ)でしょう。
エアガンなんて危ないものではなく、まん丸のプラスチックの玉をジャラジャラ入れて飛ばすもので、たしかルパン三世でおなじみの『ワルサーP38』があったような気がします。
同じギンダ マデッポウでも弾がまん丸くなくて拳銃の弾の形をしていたタイプもありました。
正式名称は分かりませんが、『プラダン』と呼んでいました。(たぶん、僕の周りではそういってました。)
こちらはリボルバータイプもあって確か、値段の高い方で44マグナムがあったと思います。
ホントにモデルが44マグナムかどうか知りませんがそう読んでました。ルパン三世の次元大介が使ってましたから人気でした)
普通のギンダマより、こちらの方が好きでしたが、タマをこめるところにタマが抜けていかないように、小さなプラスチックのヒダが中についているのですが新品はいいのですが、使っているうちにきれるとつかえなくなります。
たしか『ルガー?』とか言うのがあって一番のお気に入りだったような。
安いので100円で高くても300円くらいだったような、今なら確実に“メイド イン チャイナ”なのでしょうがあのころはどうだったんでしょうか?
確か銀弾鉄砲は店の一番奥の向かって左手側にあったような気がします。
今書いているだけでやまとでうっていたものの場所がだんだん思い出してきます。
消しゴムなんてのもはやりました。
(世代によってスーパーカーからウルトラ怪獣、きん肉マンまで、色々あったとおもいますが )
120円だったと思いますが、割りばしのような胴体に発砲スチロールの羽のついたゴム動力の飛行機がありました。
袋にゼロ戦とかムスタングとかの絵がかいてあって。
あれもよく買って飛ばしましたがどっかの屋根にのって終わりというのが多かったです。
ベーゴマは僕らの世代ではしなかったですが、あれは最近テレビでみたら奥が深くておもしろそうですね。
夏には花火を買いに行き、冬にはにくまん、あんまんがありました。
冬といえば浜まで近かったですから凧(たこ)をよく買いました。
ゲイラカイトという目の二つついた凧がよく飛びましたが、明らかに偽ガンダムのような絵の描いた凧とか、今思えばそんなあやしげなものも混在してて、しみじみなつかしいです。
今年いっぱいとの事なので熊野をでた方などはそれまでに帰ってくる機会があるなら一度行ってみてはどうでしょうか?
お父さん、おかあさんになられた方々は子供さんを『ヤマト』へつれていってみたいとお考えの方も多くいると思いますがどうでしょう。