店内に「大きなノッポの古時計」があります。
高さは2メートル越え、ドイツ キンツレー社製品
父が独立した時に師匠から頂いたものです。
その師匠もまた時計屋さんを営んでいた方の娘さんとの結婚時に頂いたモノのようです。
正確な年数は不明ですが、100年位は経っているようです。ビックリな事実です。
今回はこの古時計に手を掛けることにしました。そもそも20年くらい前にムーブメントの不具合があり、修理を数回実施しましたが、長年の動作で激しくイタミがあり、修理不可の判断をしました。
ただ外側は恰好良いし、師匠からの頂きモノです。ある意味店舗の看板でもあるので何とかしようと考えた結果、「クオーツムーブメント搭載」し『時計としての機能維持』を優先させました。動力は電池です。
本来の動力は「分銅」で錘の重さと重力により動作します。振り子で調速は司っています。
「分銅」も「振り子」も無くても何ら問題無く動作しますので、時計下部には何も無い状態でした。
本来の見た目に近づけてより当店の看板の一つにしたいと考え
クサリを付けて
振り子も付けました。両方とも「付いているだけ」で何かの役割はありません。
本来の姿に近づいています。
この錘ですが、一つ4㎏ありました。移動時や地震の際、揺れてガラス破損の原因にもなりえると思いましたので、今回は錘を取り外して再設置しました。
今までよりもより目立つ場所において見て頂こうと思います。