「電波を受信して正確な時を刻み続ける電波時計」・・・ですが、「時間が合わない」とご相談下さるお客様が増えています。
普段は全く手のかからない電波時計ですが、一旦ズレや止まりが発生すると中々手ごわい相手となります。
こちらのお品物「PM2:53」をデジタル部は表示していますが、針は「2:47」デジタルとずれています。
撮影時の時刻は14:53ですので『デジタル部は正確に時を刻んでいるが針部が間違っている』となります。
「デジタル部の時刻は合っているので電波受信に問題は無く、針だけのズレなので針部に問題がある」結論付けることが出来ます。
このような場合「針の基準位置再設定」で対応出来ることが多いです。
基準位置とは、時刻を表示するための基準としている針の位置のこと。「基準位置」を基準として、時刻補正います。
「基準位置」がズレていると、どれだけ補正や電波受信しても、基準がズレているためズレ続きます。
電波時計も種類が多い為、「一律でこのように作業する」ってことがありません。メーカーさんやそれぞれの機種により操作方法が違います。
今回のご依頼品もマニュアル参照しながらの作業です。
針の基準位置操作の場合多くは0:00:00に針を一旦合わせ、時計に基準位置設定し直します。
合わせたあとはそのまま通常の時計モードに合わせると普段よりもはるかに早く針が動作し、現在時刻にピタッと合って時を刻み直します
デジタル部PM3:02 針も15:02を指し示しています。
使用者が合わせることも可能ですが、マニュアルが無いと無理な作業です。
電波時計の不具合あった時に「基準位置」とのキーワードが出てくると良いのですが・・・
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