『 脱・円高デフレ 』で世界中のお金の流れが変わった。 いろいろ後付の解釈がされているが、これが答えである(私は前付でした『リフレ、債務者(社)への死刑宣告(その1)!』)。
『 円安で輸出産業が儲かり、株価が上昇する 』。 一般的によく言われるが、実はもっと重要なことを忘れている。
『 円安は日本の株価を相対的に安くする 』。
海外からの観光客が増加するのと、同じ理屈である。 外国人 . . . 本文を読む
とにかく凄い暴落だ。 しかし、もう一度だけ山は来る。
昨日、知り合いの自民党の国会議員秘書二人(衆議院と参議院)とお会いしたが、やはり、相当強い危機感を持っていた。 選挙まではアベノミクスの神通力を維持したい、そればかりだった。
実は、『 安倍首相にとって参院選は鬼門 』というのが、関係者の間では評判な噂だ。 2007年7月の参院選で議席を三分の一まで減らした時の首相は、安倍さんだった。 さら . . . 本文を読む
5月23日からの暴落が止まらない。 15,800円をつけていた株価は、わずか10日ほどで3,000円、率で20%も下げた。 すでに東日本大震災後の下げ幅を超えているが、いまだ止まる感じがない。 外的ショックもないのに、すさまじい下げっぷりだ。 当初、閣僚たちが『 調整過程にすぎない 』と発言したことも、失望売りを加速させた原因になった。 そして今日は、官房長官が『 市場のために政治をやっているの . . . 本文を読む
予想した通り長期金利が上昇し始めた。
銀行の住宅ローン金利もさっそくあげられたが、ちょっと待てよ。 今までの超低金利で莫大な利ザヤを稼ぎ、金融危機の時には多くの銀行が公的資金で救済してもらったくせに、ふざけすぎじゃない。
今こそ銀行が損失を被ってでも、世間に富を還元すべき時でしょ!
やばい時は真っ先に助けてもらい、うまくいった時も一番最初に美味しいごちそうにありつき、勘定 . . . 本文を読む
昨日、NHKニュースで、未消化になっている震災復興予算と計画の遅延を特集していた。 原因は、建設資材、技術者、職人不足である。 しかし、こんなことは震災前からわかっていた。 ピーク時から半分以下まで予算を減らされ、多くの建設関連の識者・関係者が警鐘を鳴らしていたが、マスコミは一切取り上げず、『コンクリートから人へ』のスローガンで民主党は政権をとった。
なぜインフラの供給力が不足してしまったのか、 . . . 本文を読む
今回の橋下市長の従軍慰安婦発言で始まった話じゃないが、毎度のことながらみんな偉そうに戦前の日本を叩いているが、あなた方にそんな資格があるのか問いたい。
欧米は世界中の有色人種を奴隷にして財を稼ぎ、中国は戦争になれば非戦闘員を塩漬けにした肉を食らい(今でも人肉レシピがあるという)、陵遅という世界史上最も残虐な刑を20世紀初頭まで執行し、朝鮮など日本のおかげで中国の奴隷支配から解放され、近代国家に . . . 本文を読む
先週末、日本国債の長期金利が急上昇して、同時に株価が急落した。 すると友人から、『 お前は先日、金利上昇と株価上昇がこれからはセットで起きるといったじゃないか 』と反論を受けたので、もう少し丁寧に説明したい。 まずは下の図を見てほしい。
横軸に三つの短期とそれらを合計した中長期、縦軸に株価と金利を表した。
まず、始点で両者は同じところにいたとしよう。 その後、図のように動いた時、三つの短 . . . 本文を読む
国債金利が急上昇を始めたと、ワイドショーが騒いでいる。 反リフレの識者は、ハイパーインフレの始まりだといっしょに騒いでいるが、このまま一直線に上昇していくことは絶対にない。 金利低下と同時に株式市場が上昇するという、超ありがたい時代が終わっただけである。
これからは、株価が上昇するときは金利も上昇し、金利が下がるときは株価も下がる。 理由は『融通手形ならぬ融通国債の怪(その1)』、『融通手 . . . 本文を読む
G20で安倍内閣の金融緩和が容認されたと、日本のマスコミがはしゃいでいる。 しかし、容認もくそもあるか。 金融政策、財政政策はれっきとした国家主権の問題で、諸外国から容認してもらったり、中止を要請される類のものではない。 日本自身が先陣を切って『容認』、『容認』と騒ぐから、あちらさんも『日本は属国かな』と勘違いを起こすのだ。
リーマンショック後、アメリカ、ヨーロッパが日本に容認を求めたか。 日 . . . 本文を読む
めぐみさん、コメントありがとうございます。 読んでくれる人がいると思うと書く励みになります。
今日は久しぶりに建設業関連で。
先日、監理技術者講習を受けにいった(一級建築士などの建設関連技術者に法律で義務付けられている定期講習)。 テレビ講習の教室には20人ほどいたが、30歳前後と思える者が数人程度で、あとは40代、50代のおっさんばかり。 本当に若い人がいなくてびっくりした。
昼休みに買 . . . 本文を読む
連日あちこちの地裁で、衆院選の違憲、無効判決が相次いでいる。 一票の格差が憲法違反なのだそうだ。 立法の怠慢を糾弾する声も多い。 たしかにその通りだと思うが、私の見方は180度違う。
一票の格差を無くすために選挙区(定員)を変えるのではなく、格差が合憲になるように憲法を改正すればいい。 その意味で、憲法改正をしなかった立法府は怠慢であった。
まったく解せないのは、地方紙まで判決を支持しているこ . . . 本文を読む
日本国債の金利がすごいことになっている。 『融通手形ならぬ融通国債の怪(その1)』を書いた2月24日は0.69%だったが、今日0.54%になってしまった。 『リフレ、債務者(社)への死刑宣告(その1)!』で、『日銀引き受け期待で国債の人気が高まり、短期的には下がる可能性もある』と書いたが、まさかここまで一気に下がるとはちょっと想定外。 ちなみに、米国債は2012年末の1.6%から若干上昇して最近は . . . 本文を読む
『『協力』じゃなく『援助』だろ!』への3月7日のコメントで、『悪いごだぁ言わね (中野剛志)』というのがありました。
本当に京都大学の中野剛志先生であれば光栄ですが、もし、同姓同名でもない他人が、先生と同じ氏名を使っているのであれば、商標権の侵害などいろいろ問題があるので、おやめになった方がいいと思います。 もちろん、同姓同名であれば、法律上の問題はありませんが。 . . . 本文を読む
中国から飛来するPM2.5という有害物質が世間をにぎわせている。 ところが、加害者の中国は『確固たる証拠がない』などととぼけているというから本当に腹立たしい。
しかし、それ以上に腹立たしいのは、日本のマスコミ報道や政治家、官僚たちの発言だ。 『日本には公害を防ぐ最先端の技術があるから協力したい』、『PM2.5を防ぐために日中で技術協力を』などなど。 ちがうだろう。 『協力』じゃない。 『援助』だ . . . 本文を読む
『リフレ、債務者(社)への死刑宣告(その1)!』、『リフレ、債務者(社)への死刑宣告(その2)!』で書いたように、日本の金融緩和で世界中の名目金利の上昇が始まったように見えた。 安倍首相が『大胆な緩和』を唱えた去年の11月から、各国の国債金利は上昇。 米国債は1.6%からわずか2か月で2.0%を越えた。 カナダもほぼ同様、仏は1.9から2.3%、独は1.3から1.7%越え、日本も0.69から0.8 . . . 本文を読む